願いを叶えるまでの年数はどのくらい?
いつもは【クリエイティブな仕事をビジネスにする方法】について書いていますが、今日も引き続き違う目線で書いてみたいと思います。
先日、自分が成りたかったものになれなかったと嘆いていた人と話をしていたのですが、その人はデザインの仕事がしたかったみたいなのですができなかったので、今はデザインとは関係ない一般企業に勤めているようです。
私はそこで聞いてみました。「なりたいと思ったのはいつ頃で、なるためにどのようにしてきましたか?」と。
それに対しての答えは「大学時代にぼんやりと思って、デザイン系の企業に面接に行った」ということでした。
個人的に周りにいるなりたいものになった人たちにリサーチがてら、同じような質問をしているのですが、多くの方がまず「なりたいと思ったのはいつ頃」に対し、中学生時代にはある程度固まっていたという回答の方が多いように感じます。知人でキャラクターのデザインをしている人は、すでに中学時代にイラストを書き、雑誌に応募したり、テレビ番組に応募したりこの時点で行動に起こしていたようです。
また、別のヘアメイクの仕事をしている方は、中学時代にメイクやヘア、ファッションに興味を持ち、女性誌だけでなく男性誌をかたっぱしから読み、高校卒業したら、ヘアメイク=パリと思ったらしく、留学費用をため、パリコレのヘアメイクへ入り込んだりしていたそうです。
また別の経営者の方は、中学時代にぼんやりと自分で事業をするにはどうしたら良いかと考え、大学卒業くらいまでの間に事業について調べ続けていたり、事業をしている経営者の方に話を聞いたりしていたそうです。
他にもありますが、たまたまかもしれませんが、中学時代にある程度の方向性を決めている方が多く、みなさんなるために共通しているのが「どうしたらなれるか徹底的に調べ、行動に起こす」ということです。
そう考えると、自分がなりたかったものになれなかったと嘆いていた人は、行動にも起こしておらず、ましてや調べもしていないのです。そういう人と比較しても一目瞭然だと思います。
全員ではないと思いますが、10代にはある程度どうしたいか決めている方が多く、それから行動をしているので年数も時間も多いのでいろいろできるのではないかと思います。
私も、中学時代にはすでに映像制作に興味を持っていました。その当時は映画でしたが、映画はどうやって作っているのかとても気になり、今みたいにネットがないので図書館へ行ったり、先生へ聞いたりしていました。そこから監督という存在を知り、監督になるにはどうしたら良いかと次々とつなげていってました。
多くの方が、大学受験までは想定していて、受験を頑張るようになっていますが、そこで止まってしまっている気がします。そこで慌てて将来どうしようと考える段階では遅いような気がします。特に目標などがない人はそれでも良いかもしれませんが、嘆いている人には、すでに遅いという風に感じます。
hiroshi nomuraさんによる写真ACからの写真