自分を変える努力よりも認める努力 #108
「〇〇さんって変わったよね!」という言葉。
これって「別人に生まれ変わった(A→B)」みたいな言い方をされることが多いけれど、私的には「人は変わらない生き物」だと思っていて、「事実変化ではなくただの状態変化(A→A')」だと思っています。
その人自身は変わってなくて、「元々持っていた先天的な性質が表面化しただけなんじゃないかな?」って。
それまで自分を偽っていた人や自分に素直になれていなかった人が「本来の自分を見せられたとき」に、イキイキした状態になる。
そんなときに「〇〇さんは変わった!」って言われることが多い気がして、ネガティブな変化よりポジティブな変化が見られるときに言われることの方が多いんじゃないかなと思います。
2013年に流行った「アナと雪の女王」のエルサを例に出すと、最初は特殊なスキルを持っているために寂しく孤独に暮らしていたけれど、最終的には自分の存在を自他共に認められて楽しく暮らせるようになる。
物語を大分はしょりましたが、これもエルサが持っている特殊なスキルが消えたわけではないけれど、ありのままの自分で生きられるようになったからこそ、ハッピーエンドになったわけですよね。
世の中にはがんばり屋さんな人程「自分のキャパを超えて無理矢理変えよう」と意気込んでしまうけれど、そうではなくて「自分のことを認めてあげて、素の自分を引き出してあげること」が大切だと思っています。
とは言いつつも、よっぽど自己肯定感が高くない限り、自分のことを自分だけで認めてあげることは大変だから、自分の良さを理解して支えてくれる存在が人生には欠かせないんじゃないかなと。
ちょっと抽象度が高い話になってしまいましたが、それぞれが個性を認め合って強みを活かしていける世の中になったらいいですよね!