怒活メソッドとは③~感情の育ち具合をチェックする方法と感情の動きについて~
こちらはシリーズ記事です。
前回までの記事では、怒ることは悪いことではないということや
怒りが発生するメカニズム、そして、怒りの役割について
お伝えしてきました。
今回は、感情の育ち具合をチェックする方法と、
感情の動き方についてお伝えします。
以前の記事はこちら。
あなたの感情の育ち具合をチェックしてみよう!
突然ですが、質問です。
人間の感情は何種類あるでしょうか?
もうご存知ですよね。
人間には、大きく分けて、
喜怒哀楽、4つの感情があります。
この4つの感情が、日々、あなたの中で
生まれてきているはずです。
嬉しい感情、楽しい感情、怒り、哀しみの4つ。
最近のできごとを振り返って、
この4つの感情をおぼえた時を思い出してみてください。
その時、あなたはこの1つ1つの感情を
だいたい何点ずつくらい出せていましたか?
思い出せない時は、日々の生活でどれくらい出せているか
考えてみてください。
100%出せていたら100点。
30%しか出せていなかったら30点。
出し過ぎているなーとおもったら、
120点でも200点でもかまいません。
では、点数を出してみてください。
喜 = ______点
怒 = ______点
哀 = ______点
楽 = ______点
ちなみに私は、初めてこのチェックをやった時、
喜と楽は100点。
怒が200点、哀が30点くらいでした。
怒りたくないくせに、めちゃくちゃ怒ってしまう。
哀しみの感情は、なるべく出さないようにと抑えてしまう。
そんな感じでした。
当時は、怒ることは悪いことだと思っていましたから
なんでこんなにしょうもないことでキレるんやろう・・・
と、自己嫌悪感と罪悪感に苛まれていたんです。
さて、あなたの結果は出せましたか?
全部100点だった方!!!
おめでとうございます!!!
バランス良く感情が育っていると言えるでしょう。
ただし、この自己採点で全て満点でも
ネガティブ感情は悪いものだと思っていたり
泣いてはいけない、怒ってはいけないと思っている方
また、怒りを人や物にぶつけてしまう方は
採点ミスの可能性がありますのでご注意を・・・
そして、お待たせしました。
それぞれの感情の点数がバラバラの方。
もしくは、100点に到達していなかったり、
大きく超えてしまっている方。
あなたは今、残念ながら、誤作動でキレやすくなっているか
感情がしぼんでしまっているかのどちらかです。
そ、そんな・・・と落胆しないでくださいね。
この記事を書いている私も
現在進行形でまだまだしぼんでいますw
この記事は、私が怒活メソッドの創始者である
夕凪(ゆうな)さんという方からの学びを
まとめて、監修していただいた上で、発信しています。
感情を抑圧し続けると起こってしまうこと
さて、じゃあどうして
私たちの感情はしぼんでしまうのでしょうか?
また、キレやすくなってしまうのでしょうか?
小さい子供の時から、キレやすかったり
感情がしぼんでいるわけではないですよね。
でも、小さい子供の時からの感情を抑圧し続けることで
だんだんと、徐々に、
キレやすくなったりしぼんでしまったりするのです。
ちなみに、抑圧し続けると、まず、キレるようになります。
そして、そのキレることに後悔して
感情を感じないようにしようとすることで・・・
感情がしぼんでしまいます。
その仕組みについて、順を追って説明しますね。
感情の動き方
先ほど上でお伝えしました、喜怒哀楽はすべて
100点でそろっているのが、精神的に健康な状態です。
まずは、人間の感情の動き方について説明します。
もともと、感情というのは、
常にフラットな状態に保たれています。
真ん中のボールが、あなたの感情です。
このボールにはゴムがついていて、真ん中とつながっています。
そして、嬉しいことを感じると、
ビヨーンとゴムのついたボールが喜びの方に伸びるんです。
こんな感じです。
これが、喜び100点の状態ですね。
そして、喜びの感情を感じきると、
ボールは真ん中のフラットな状態に戻ります。
楽しい時も同じ。
楽しい方向にビヨーンとゴムが伸びてボールが移動します。
楽しい感情100点がこんな感じ。
そして、楽しい感情を感じきったら、
また、真ん中に戻ってくるのです。
以上が、人間の感情の動き方です。
怒りを抑えこむと、いったいどうなる?
では、怒りの感情を感じた時の動きを見てみましょう。
まず、怒りを感じると、ボールは怒りの方に移動します。
これが怒り100点の状態ですね。
でも、たいていの日本人は、怒ってはいけない、と
育てられてきています。
子供の頃から、怒りの感情を抑えこむように言われるのです。
そして抑えこもうとする。
その状態は、ビヨーンとゴムが怒りの方向に伸びているこのボールを
一生懸命真ん中からひっぱって
元の場所に戻そうとしている状態なのです。
怒りの感情を感じきったら、自然と戻ってくるものを
感じきってしまう前にムリヤリひっぱって戻そうとする。
まるでつな引きですね。
感情の方も、まだ怒りを感じきっていませんから
戻るわけにはいきません。
巨大化して抵抗をします。
怒りを抑えるように言われて育った人は
怒りを感じるたびに、能からの指令で、
巨大化した感情とこのつな引きをしてしまうのです。
でも、このボールをつないでいるものは
つなではありません。
何だったか覚えていますか?
そう、ゴムです。
ひっぱり続ければのびてしまったり、切れてしまう
ゴムなんです。。。
怒りをムリヤリ抑えようとする。
真ん中に向かってゴムをひっぱる
すると、感情は真ん中に引き戻されまいと巨大化し
ゴムを力いっぱいひっぱり続ける・・・
わー!どうしようー!!これはヤバい!大変だー!!と
脳が急遽、緊急停止を指令します。
その結果、ゴムが切れるのか・・・!?
ボールが消えてしまいます・・・
非常事態です。
ボールはいったい、
どこに行ってしまったのでしょうか。。。
さて、今回はここまで。
次回は、このボールの行方と
脳に存在する3つの意識についてお伝えします。
次の記事はこちら。
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