生きるために愛される。
今日は野良猫「にゃんちゃん」のお話です。
にゃんちゃんは私が以前住んでいたアパートの下に住んでいた野良猫です。
茶トラでは珍しい女の子。
とんでもなく人懐っこくて、周りの住民みんなから愛されていました。
高校生の頃、毎日お弁当の残り(冷凍グラタンのエビ)をあげるのが日課でした。
あ、本当は猫にエビはあげない方が良いです。あの頃の無知な自分にパンチしたい。
私が家を出る時、帰ってきた時、にゃんちゃんは必ず草むらから出てきて挨拶をしてくれました。
「にゃーん」って言って走って来るんですよ、それはそれは可愛い。
私が家の下で長電話をする時も、にゃんちゃんはいつもお供してくれて。
家の猫より全然懐いていましたね。笑
そんな性格だから、みんなみんなにゃんちゃんを可愛がりました。
いつもご飯のお皿には山盛りのキャットフード。
一度、部屋にいたらおばさんが大声で猫を追い払う声が聞こえて。
「にゃんちゃんがいじめられてる!」と思って急いで助けに行ったら、にゃんちゃんのご飯を盗み食いした黒猫ちゃんが追い払われていました。笑
他にもたくさん野良猫がいるのに、にゃんちゃんだけが可愛がられるという。
それってすごいことですよね。
才能というか、魅力というか。
にゃんちゃんの正確な年齢は分かりませんが、野良猫としてはスーパー長生きだったと思います。
途中、見かけないな~と思っていたら手術して戻って来てたりしてたので、誰かが病院に連れて行ってくれたんだと思います。
過酷な外の世界で生きるって、できればさせたくありません。
野良猫はゼロになるべきだし、みんなぬくぬくお家で過ごして欲しい。
にゃんちゃんは、きっと生きるために愛されていたんだと思います。
私の人生のお手本は、にゃんちゃんかもしれない。