イヴ・サンローラン展
ご無沙汰してしまいました
ArtoMe(アートミー)のTOMMY☆です
久しぶりの記事は、既に2回ほど訪れた六本木にある国立新美術館にて開催中の「イヴ・サンローラン展」です。個人的には、昨年12月のアナウンスから待ちに待った今年の超目玉イベント!なんです。
イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル国立新美術館にて2023年9月20日〜12月11日開催。本展はイヴ・サンローラン美術館パリによる全面協力を得て、没後日本で初めて開催される回顧展です。
没後、日本で
最大規模のイヴ・サンローラン展!
日本では、1990年のイヴ存命中に今は無きセゾン美術館にて開催されてます。
(日本における百貨店美術館という特異な存在戦後の本格的なアート普及とセゾン文化を創造した)その後も、海外では展覧会は開催されているのですが、昨年11月の寺田倉庫でのイヴのミューズであった女性「ベティー・カトロー」の展覧会が布石としてありました。
そして
今春に東京都現代美術館で開催されたクリスチャン・ディオール展の後
満を持してここ日本で開催だなって思います。
何故なら、ディオール急死後の21歳でディオールデザイナーとなったイヴだから。イヴの師匠でもあったクリスチャン・ディオールは、日本へ来ることがないまま、日本を憧れたけれど、イヴは、来日しています。(ちなみにカール・ラガーフェルドは良きライバルであり同期と言っても良いでしょう)
日本とイヴの関係性を含めた全12章!!から成る今回の展覧会は、イヴのクリエーションや、その創造の源を中心に展開されています。プレタポルテ(オートクチュールではなく既製品)を推し進め、どれだけ彼が女性のためのファッション「原型」を作ったか驚くでしょう!
彼自身「ジーンズを生み出さなかったのが残念」という程
eg.
タキシード(スモーキング)、パンタロンスーツ、シースルー素材、
サファリスーツ、ピーコートなどのマリンルック、トレンチコート
衣、はもちろんのことジュエリーや彼のスケッチ(スケッチは描き手の「素」がダイレクトに表現されているものであって、本当に息遣いが伝わる表現物)が多く来日するのも、本当に感涙ものです。
アートとイヴの関係性と
ファッションをアートにするために苦心した
とも言えるでしょう
彼の創造の原点は、アートであったから
現在、パリ左岸の元アトリエがイヴ・サンローラン美術館となっているのですが、こちらの美術館が協力されていて、こちらの美術館および財団設立のために長年のパートナーであったピエール・ベルジェが奔走尽力したというのも、本当に大きなキーとなっています。
何故なら
そもそもイヴ・サンローランというブランドは
ピエールいなくては存在しなかったから
現在のサンローランデザイナーである、アンソニー・ヴァカレロはピエールが存命中に指名した最後のデザイナーであって、イヴとピエールのブランド意志と意図を体現している人物とも言える。
ピエール、モロッコ、そして彼の源のアートは
切っても切り離せられない要素です
・・・と、つい語ると長くなってしまうので、本日はこの辺りで
大掛かりなファッション展を、何度も開催している国立新美術館での開催ってのも
また興味深いです。
今回、見せていただける膨大な作品群が海を渡り日本へ運ばれる。美術品の運搬も、この原油高騰の中関係者の方々、めちゃ大変だったとお察しします。(会期終了後のお戻しも、また大変だけれど)
では、また!
この写真、イヴぽさが最も表現されてると思う
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