見出し画像

完璧なママを目指して苦しくなった日



私の母は、普段は我慢して、あるとき爆発するように怒る人でした。
だから私は、「いつでもニコニコしているママ」でいたいと思っていました。

でも、とある日の夜、そんな理想が揺らぐ出来事がありました。

息子と100円ショップ。そして翌日の事件

その日、息子と100円ショップに行き、
お使いのついでにブルドーザーのおもちゃを買いました。
小さな手で嬉しそうに握る姿を見て、ほっこり。

しかし、次の日の保育園帰りに事件は起こります。
「公園でブルドーザーで遊びたい!」と、息子がシクシク泣き出したのです。
しかも、クラスメイトが「どうしたの~?」と心配して寄ってくる。

いやいや、外は寒いし、疲れてるし、夜の公園は暗くて怖い!

私は心の中で「まじか…」と叫びました。

選択肢は二つ。そして私は…

ブルドーザーを取りに、一度家に戻らなければいけない。家に帰ったら「今日は行かない」って突き通すこともできる。

「明日、お休みだから次の日に行こう?」と誘うも、頑なに拒否。
そういえば、朝「ブルドーザーで遊びたい」と言っていたっけ。「帰ってきてから遊ぼうね」と言ったのを思い出しました。

言い出したら聞かない三歳児。
お風呂上がりにまた泣かれるのは困るし、頭の中では「帰ったら魚焼いて、レタスちぎって、スナップとインスタ更新して…」と段取りを考えていた私。

でも、約束したのは私だし、仕方ない。
公園に行くことを決めました。

公園に行くも、イライラは止まらない

公園に向かう道すがら、心の中はイライラでいっぱい。寒いし、面倒くさいし、何よりも自分のやりたいことが後回しになったから。

「はぁ、なんでこんなにモヤモヤするんだろう」
幸い、公園には小学生の集団がいて、真っ暗ではなかった。息子は砂場で遊び始め、しょうがないのでスマホで仕事をこなす。

手がカチカチになり
「外でやるもんじゃないな、これ」

そして、30分後。
「かえる」と息子。

ようやく帰宅。これで一件落着…と思いきや、私のイライラはおさまらない。

イライラは「ダメなもの」なのか?

帰宅後もトゲトゲした態度を取ってしまい、自己嫌悪。「ニコニコ対応したいのに、嫌味なことばっかり言っちゃう…」
「子ども相手にこんなイライラするなんて、ダメな母親だ…」

そんな私に、気を遣うように話し続ける息子。
耐えられなくなって、寝室に逃げ込んだ。

そのままでは気持ちが収まらず、AIに相談。
すると、こんな言葉をもらいました。

イライラは「ダメなもの」ではなく、自然な感情
「イライラしない」ではなく、「イライラしたままでもできることをする」
自分の負担を減らす工夫をすることで、心の余裕が生まれる完璧を求めず、進まない日があるのも「あるがまま」と受け入れる

この言葉に、心がすっと軽くなりました。

「イライラしても、なんとかやる」でいい

「とりあえず、自分のやるべきことを淡々とやろう」
そう決めて、夜ご飯を準備し、お風呂に入り、寝ることにしました。

結果、翌朝にはスッキリ。
「イライラしちゃいけない」と思っていたけれど、
「イライラしてもいい」と言われたことで、自分を許せました。

次また夜に「公園に行きたい!」と言われたら…
きっとイライラするだろう。

でも、寒さ&空腹対策をして、自分の負担を減らしながら行けばいい。
イライラする自分もひっくるめて、親をやっていけばいい。

「完璧なママ」じゃなくていい。
「イライラしながらも、なんとかやるママ」でいい。

そう思えたことで、少しだけ肩の力が抜けた気がしました。

これからも、理想と現実の間で揺れることはあると思います。
でも、そのたびに「自分の負担を減らしながら、できる範囲でやる」を意識すればいい。

イライラすることがあっても、「そんな日もあるよね」と受け入れながら、
また新しい一日を迎えようと思います。

いいなと思ったら応援しよう!