ありのままの自分を受け入れられない自分を許す
昨日は自分がセッションを受ける日でした。話しているうちに、いつものようにいろいろな気づきが起きて、また潜在意識にずっとあったことをやっと言葉にすることができて、なんだかホッとしました。
わたしは「ありのままの自分で生きること」が素晴らしいと、心から思っています。これからもそう生きたいと思っているし、わたしの周りの人はもちろん、クライアントさんにもそうあって欲しいと願ってセッションをしています。
でも昨日気づいたんです。
実は、ありのままの自分を受け入れられない自分がいることに。
生きていると、日々いろいろありますね。
ふだんは穏やかなわたしだって、イラっとしたり、ムッとしたり、心の中で毒づいたりすることもたくさんあります。
そんなわたしの陰(自分の嫌なところ)の部分は、ありのままの自分にふさわしくないと隠したり、無理して笑ったり、いい人のフリをしていました。
「陰の部分を含んだ自分=ありのままの自分」を受け入れられず、ずっと否定しているのです。
他人に対しても同じです。
例えば夫に対して「ありのままのあなたでいて欲しい」と願いながら、こう思っている自分がいます。
・何でできないの?
・何で自己嫌悪におちいっているの?
・何でネットを一日中だらだら見ているの?
夫の陰の部分(わたしが嫌だと思うこと)が目につくと、それが気にさわって、夫を許せない自分がいました。それは裏を返すと、できなかったり、自己嫌悪におちいったり、ネットを一日中だらだら見ている自分が許せないからです。自分に許せないことを、相手に許すなんて無理な話。
ありのままの自分ってそうじゃない。
陽(自分のいいところ)もあり、陰(自分の嫌なところ)もあって、一つの自分ですよね。
今まではありのままの自分を受け入れることが素晴らしいと、頭でわかっていながら、「そうは言ってもね」と心の奥底で思う自分がいました。なぜなら、ありのままの自分を受け入れてしまうと、陰の自分も一緒に受け入れなくてはいけないので、そこにすごく抵抗していたのです。
だから、もう降参します!
ありのままの自分を受け入れるより、ありのままの自分を受け入れられない自分を許します。
「ありのままの自分を受け入れなきゃ」と一生懸命頑張るより、
「ありのままの自分を受け入れられないよーん。だって嫌なんだもん!」って認めちゃう。
降参したら、なんか心がホッとしました。
なぜなら「ありのままの自分を受け入れられない」ありのままの自分を受け入れることだから。(ふふふ、ちょっとややこしくなってきたね!)
「ありのままの自分を受け入れる」という呪文にとらわれて、わたしみたいにもがいている人っていますか?「そんなの百も承知だけど、それができなくてつらいんだよぉ」みたいな。
発想を転換して、ありのままの自分を受け入れるより、ありのままの自分を受け入れられない自分を許しちゃう。変則技かもしれないけれど、今のわたしには何よりもしっくりきた気づきでした。
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