【書評】SALES & MARKETING - 橋谷義仁
私の今の課題は「セールス」。
マーケティングの知識はあるので仕組み化はできても、セールスができなければ売上に繋がらないんですよね。
成功しているように見える私の尊敬する人でも「セールス苦手!セールスやりたくない」と言っているので、セールスって得意な人とそうじゃない人がいると思っています。
そして私は得意じゃないほうの部類の人です。
分業化できればいいのですが、まだチーム化するほどの売上もないので、一人でやるしかないんですよね。
なので、セールス力強化のためにこの本を手に取りました。
概要
帯にも記載の通り、ネットもリアルも本質は同じです。
見込み客が「買いたい」という気持ちになるまで丁寧にコミュニケーションを取る、です。
いわゆる「押し売り」と言われるような、脅しめいた常套句を並べて買ってもらっても、顧客はあとで冷静になって「契約を解除したい」という気持ちになるのです。
そうならないために、見込み客が解決したい悩みを聞き出し、ベネフィットを伝えながら問題解決をする手段を売ることが大切です。
これは訪問販売や実演販売だけでなく、オンラインでものを売るECでも同じです。
見込み客の悩みを解決するのが、あなたの商品サービスなのです。
書評
著者は某有名シャワーヘッドの販売代理店として300社中1位を取ったセールスの神様のような方です。
訪問販売時代のやり方や、ECでのやり方など、著者の実体験をベースにセールスの極意を伝授してくれています。
机上の空論ではなく、実際に成果を上げた方法なので、かなりの説得力があります。
かつて訪問販売といえば「押し売り」のイメージがありましたよね。
私が子供の頃は、どこかから名簿を仕入れて家に電話がかかってきていたり、いきなり飛び込みでセールスマンが来ていたりしました。
そして、高額な学習教材を売りつけていく(笑)
セールスマンとはこういうイメージです。
ですが、著者の方法はまったく違うもので、最初に「必要ないと思ったら買わなくていいです」と言うのだそうです。
確かに、訪問販売でもなんでも、そういうふうに言われると心のガードが解ける気がします。
その後コミュニケーションも取りやすくなりますし、相手が何に困っているのかを聞き出しやすくなりますよね。
さすがのセールス術が詰まったこの本。
営業成績に悩む営業マンや、エステサロンの方々にもおすすめです。