私のこだわりはオールインワンで、iPhoneのカメラとInstagramしか使わない
所ジョージさんとマック堺さんの動画が好きで、YouTubeのチャンネル登録をしてよく見ている。
今回はカメラについてで、所ジョージさんが中古で3万程度のCanonのミラーレスカメラに4000円程度のロシアレンズをアダプターで付けて撮影しているお話だった。
この動画を見て、モヤモヤがあって、それは、私の写真の取り組みとは、考え方が根本的に違っていたから。
所ジョージさんの動画を見ていて、所ジョージさんのクリエイトの多くは、フェイクをいかにビンテージらしくするか、ではないだろうか、と私は思っている。
中途半端なモデルガンを買ってきて、自分であれこれと弄って本物に近付ける、立派な高級品のような感じにしていく喜び。
アメリカから取り寄せたトンカチが汚いから、自分で色を塗って、オシャレなアメリカンなカラーリングにするとか、芸が細かい。
私の場合はレンズに対するこだわりがなく、カメラにすらない。
iPhoneのカメラで撮影して、Instagramで加工をしている。
そんなことは誰でもしている手軽な行為である。
写真の場合、「使っている機材が写したい写真にどのように関係し、効果があるのか」にしか私は興味がない。
ライカのカメラとレンズで撮った方がいいならそれでいいし、FUJIFILMのデジカメならそれでいいし、フィルムカメラでなくてはならないのならばフィルムでいい。
それぞれに違いはあって、問題なのは、写真で何をどのように表現したいのか、でしかない。
今朝、びー肉さんの音楽制作、打ち込みの動画ツイートで使っているのと同じガジェット(シンセやドラムマシン)を使って、私も打ち込みをしてみた。
びー肉さんが使用しているドラムマシンと、多分、まったく同じ音色を私も使用している。
私は、そういうオリジナリティに関して、関心がなくて、音色を自分で弄って世界で1つだけのオリジナルな音色で曲を作ろう、とか、人と違うことをしよう、という気持ちが薄い。
それでも、ミックスしていない打ち込みしただけの曲で、びー肉さんと私の曲はかなり違う。
そういうところに、各々の音楽性やオリジナリティはすでにある、と私は考えている。
写真でも、みんながやっている1番手軽な機材と方法で撮影しても、私の写真は、人様の写真とかなり異なる。
それは、私が写真で写し、表現したいことと、近い考えで写真撮影をしている人が少ないからだろう。
音楽制作に関しても、iPhoneでGadget2というアプリを用いてやっているのは、1番手頃で、手軽だからである。
KORGのGadgetは、Switchのソフトでもダウンロード販売されている。
私は性能のいいPCを購入して、DTMソフトを導入して音楽制作をしたいとまったく思わない。
私の中で、それをする必要性がない。
iPhoneのカメラとInstagramで十分だし、Gadget2だけで十分曲が作れるから。
私のこだわりはオールインワンで、iPhoneのカメラとInstagramしか使わない。
他の写真アプリを試したいと思わないし、考えない。
他の手法に目移りして悩むのがイヤだし、同じ方法で突き詰めていきたいと思う。
Gadget2も、不便なところはあるけど、Gadget2しか使わない。
サンプリングだけはiPhoneのGarageBandを使っているけど、それは、機能的に必要だから。
まぁ、出来るだけサンプリングもしないように音楽制作をしている。
Gadget2しか使わないということは、使える音色に限りがある、ということだし、流行りの音色はないから使えない、ということである。
ないなら買って足せばいいじゃない、ということを私はしない。
Gadget2で使える追加音色は課金しているけど、Gadget2のガジェット以外は使わない。
所ジョージさんが動画の中で「高級なカメラとレンズがあれば、誰でも同じようにキレイな写真が簡単に撮れるのが詰まらない」と仰られていた。
それも一理あるけど、私の場合はそれにすら興味がなく、それなり以上に写るのであればiPhoneのカメラでも構わない、と考えている。
もう一点は、ハードやソフトによって、撮らされている、作らさせられている面があること。
機材側の使い勝手、クセなどで、無自覚なクリエイターの場合、特に機材面での特徴が出やすい。
簡単にいえば、カメラのクリエイト(全自動)モードで撮影した写真の露光の法則が決まっているので、絞りがF4前後、シャッタースピードの最も遅い速度が125分の1になるように設定されているとして、レンズの描写も使っているレンズの傾向(メーカーや構造など、あるいはガラス玉)が同じなら、誰が撮っても似たような写り方にはなる。
今の人の多くは、Lightroomのプリセットを工夫したり、機材にこだわったり、フィルムカメラにしてみたりして、自分が表現したい写真、個性を出そうとしているように、私には見える。
クラシックレンズは、レンズ研磨などにムラがあるので、同じ種類のレンズでも個体差があるらしい。
レンズにはそういう楽しみ方もあるが、私にとって重要なのは、何をどのように写真で表現するかしかないので、レンズの個体差があるとして、あえてこのレンズで撮影する必要性と必然性を求めてしまう。
私は、身近にあるものの中で、1番手軽(スタンダード)で使い勝手のいい道具を使いたい。
それは、何よりもiPhone(スマホ)で、iPhoneだけでクリエイトを完結させたい。
それも、あれやこれやとアプリを使うのではなく、これしか使わない、というものでありたい。
せっかくのスマホだから、スマートにクリエイトしたい。
所ジョージさんは、自分でカスタマイズしたり、改造したりすることで物に対する愛着を持っている。
私は、同じツールを使い続けることで、愛着を持っている。
iPhoneは2年ぐらいで機種変するので、iPhoneに共通する使用感(OSを含む)や、何となく窺えるカメラのクセ、Gadget2ならばKORGのクセのようなものを、何となく意識している。
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