【日記】 「無理をしない」
小説の発売日以降ずっと気を張っていたからか、少し疲れが出てしまい、午前中はゆっくりと家で過ごした。
布団に横になり、天井の色褪せた壁紙をぼんやり眺める。
昔だったら、「これくらいで休んでどうする」と自分を叱咤し、目の前に積み上がったやるべきことに、立ち向かっていただろうなと思った。
無理をしなければ、望むものは手に入らない。
そんな強迫観念にも似た感覚がずっと心の片隅にあった。
だから本当は足が痛いはずなのに、
それを無視して、走り続けてきた。
でも最近は、頑張りすぎず