見出し画像

②偏食が治るってどんな力が必要か?そして偏食ってなぜ起きるのか知っていますか?

偏食のお話の続き、前回の記事をみてない人は前回から見てね

理解(発達段階)って話からですが、まずは二分的世界から話しましょう

発達の段階途中で物事を二分的世界でとらえる時期がある
これは、知っている世界と知らない世界の二つに分けるって意味です

簡単に言うと、知っている人と知らない人を分ける、人見知りの時期から始まる理解(発達段階)のことです

通常ならば、知らない世界をお母さん等大好きな(安心できる大人)を介して知らないを知っている世界に広げていくのですが
自閉傾向のお子さんは何せ、人への関心が弱いもですから知らない世界を知っている世界へ広げるきっかけがつかめない時期が長くなる

そして、特に重度のお子さんになるとそれがパターン化(常態化)しちゃうこともあり、尚更偏食が強固になってしまう

もうこの段階で、理解(発達段階)が偏食に影響を与えていることは分かりやすくイコールで結び付くと思います

そして、もう答えを書きましたが、対人関係の弱さが次のステップをなかなか踏めないのが、この時期を抜け出しにくくしている一つの原因

逆に言えば、対人関係関係が伸びることにより、大人のフィルターを通して世界を広げる可能性が高くなるので、徐々に広がる可能性が高いです

もし、目の前のお子さんで偏食だったけど最近食の幅が広がったなと思われる方は、そのお子さんの遊びを見てください、きっと今までしなかった遊びをやり始めていると思います
食が広がるときは遊びだって広がるんです

偏食っていうのは食べることが出来る一つの世界だからね

あ・・・それから”触感覚”も書いていましたが、口の中が敏感なお子さんいますよね、歯ブラシ嫌いとか
もしかしたら、皮膚感覚も敏感かもしれません
そんな状況ならば、少しずつ触感覚を入れる遊びを無理ない程度に入れる必要があります
口の中も身体の一部なので、皮膚感覚と連動していますから
それでも難しい場合は、シリコンややさしい歯ブラシなど繊細な刺激始めてみるのもいいし、状況によってはお口で遊べるおもちゃもいいですね

まぁ、こんな風に偏食になるには理由が明確にあるわけです

ここで、皆さんが失敗をしないように私の失敗を少しだけ書きます

それは、昭和の時代の偏食指導です
まだ、現在の児童発達支援かではく精神薄弱児って言葉を使っていた時代の話です

偏食指導をする時はある一定時間は苦手なものをスプーンに入れて、待ちますがタイムアウトと同時に床に抑え込み、口の中に無理やり押し込んでいました
本当にぐりぐりと押し込んでいました

これが、療育とばかりに確か保護者の前でもしていたように思えます
今思うとゾッとしますし、戒めとしてその先の話もしておきます

これは、たまたま私の卒園児ではないですが、食事というは死ぬまで続きますなのに、この時期に指導を受けた子どもは食事時間が来るとおびえるようなった子どももいたそうです
きっと私が知らないだけで、パニックになっていた子どももいたでしょう・・・

本当に無知というのは罪です

私たちは療育という名のもとのに子どもを指導しています
その療育という名のが権力を持ち、子どもの主体性や本来の力や個性を打ち崩して、”管理””やらせ”になっている可能性があります

今の時代でも、子どもが泣くぐらいしてもらった方が弱さに働きかけてもらっているという親がいるぐらいですから

療育者の私たちがきちんと意識を持たないと子どもの権利は守れません

恥ずかしい過去ですが、だらか私は学びを欠かさないようなりました

いいなと思ったら応援しよう!