夜空でも見上げるとするかな
『チ。』(全8巻)を読んで
友人に勧められるがまま読み始めたが、久々に夢中になった。
僕は読むのが遅い。この漫画に限っては文字数がなんせ多いので1冊読むに当たり約90分〜 120分かかった。週末の1人時間に1、2冊のペースで読み進めやっと完走したところだ。先が気になるところ、ぐっと堪えて週末ごとのお楽しみにしていたのだが続きが気になりフライングして次巻をチラ見して大後悔もした。
チラ見ダメ。絶対!
あらすじは、「天動説」が信じられていた時代に、異端の考えとして弾圧を受けていた「地動説」を信じ探究していった者達の物語。
学問が自由にできない時代に、登場人物が自分の信念を持って「地動説」を自ら探究し、引き継ぎ託してゆく。その姿の眩しさたるや。
「生き様」と「死に様」。自分ならどう生きたい、どう死にたい?を考えずにはいられなかった。自分の生活を考えた時、できる範囲でミニマルに保守的に生きてはしないだろうか。今の僕の生活はとてもミニマルだ、だから余計に刺さったのかもしれない。
それよりも何よりも、昔僕も天体が大好きでよく空を見上げていた記憶が蘇った。高台の角地にある実家からの眺めが最高でよくテラスに出ていたなって。地元を離れ東京に来て10年弱になるが、そういえば空への興味を失ってしまっている気がする。
先ほど、母上から「今夜は、スーパームーン○(←月)」とLINEが届いていた。
久々、外へ出て夜空でも見上げるとするかな
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