[ReliveArt]ピカソ・ドライブ!
アーティストの活動を追体験しようというコーナー
マティス風の画像はマティスを知る人にしかわからないと思いますが、ピカソ風の絵は誰もが気づくでしょう。ピカソの認知度は圧倒的。
もっともそのイメージは「変な顔」だと思います。「変な顔」だけが超別格。ほとんどの人が知ってる絵画といえば、モナリザと「変な顔」が双璧。ただ、モナリザは一つですが「変な顔」はいくつもある。ある意味「変な顔」は作品と云うよりスタイル。
今回、ピカソ風の絵を生成していて、そのことに気づきました。いくらでもそれらしい絵が出てくる。モナリザだと、やったことはありませんが、醜いモナリザの山が出来そう。そこへ行くとピカソの場合は、随分と歩留まりがいい!
……と思ってたのですが、いざ記事にまとめようとしたら…… 何百枚と出力した絵かどれもこれも……。
パッと見はそれらしいと思ってんですが、あらためて見直すと、まず似てないし絵としての存在感もない。この三日間は何だったのかという、トホホの結果と相成りました。
まあでも、趣旨はピカソの気分を味わうことなので、多少は追体験できたかな。絵の具で描くおもしろさを発見したのは印象派でありセザンヌだと思ってましたが、子どものように遊んだのは断然ピカソですね。
大きな声では云えませんが、キュビズムの描き方を説明してもらったことがあるんです。画家の人に。カレンダーとか広告の裏とか、山のようなデッサンを見せて下さった。あれ方法論があるんです。感覚で適当に描くんじゃない。
しかし、わかった気になってピカソを見直したら、ちゃんとやってないんですよね。キュビズムのおもしろさを発見して少しやりかけたけど、間もなく「遊び」を発見してしまったんだと思います。そっちのほうが断然面白くなったということではないか。
Wikipediaすら読まずに適当なこと云ってますが、今回は愉しかった~
[ReliveArt]シリーズ