第7の栄養素
〝ファイトケミカル〟という言葉をご存知ですか?
抗酸化作用が強く、免疫力の向上に効果が期待される植物由来の栄養素のことです。
アンチエイジングやがん、動脈硬化、生活習慣病などの予防に効果が期待できる、第7の栄養素と呼ばれています。
ファイトケミカルは、植物が紫外線や有害物質、害虫から自分を守るために作り出した化学物質のため、普段私たちが食べる部分よりも皮や種子、ヘタや芯など植物の生命にとって重要な部分に含まれています。いつも捨てている部分にこそ、栄養がたくさん含まれているんです。
僕はこの話を書きながら、人や情報も野菜や植物と同じだと感じました。一部だけではわからない、その全てに触れることで、それ以上に到達するような。。
代表的なものはアントシアニン、カロテン、リコピンetc…健康効果が解明されているもので1万種類もあります。
健康効果がわかっていない野菜も多々ありますが、さまざまな種類の栄養素を合わせて摂ることで、健康効果をより高めてくれるということが研究でわかっています。
ファイトケミカルを効率的に摂取するには、野菜は皮も種子も丸ごと食べることがおすすめ。
調理法としては、いつも捨ててしまう部分を水と酒で煮込みダシを取ることです。
加熱することで野菜の細胞壁が壊れて、さまざまな栄養素が溶け出すので、効率的にファイトケミカルを摂取できます。
単体で摂取するよりも組み合わせて摂取することで、より高い効果を発揮します。たとえばキノコ+緑茶はがんの予防に効果があるとわかっています。
捨ててしまう皮やヘタを煮出す調理方法を紹介しましたが、それをベジブロスといいます(TVなどで聞いたことある方もいますよね)。
深みのある味が特徴で、スープ以外にもカレーや鍋など様々な料理に使えます。
寒い日が続きます。免疫力を高めつつ、体の内側から温まれる時間を過ごしてください。
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