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感覚に勝るものなし!?

ベアフット(裸足)やミニマリストシューズ(機能を最小限に留めた靴)による人気が高まってきている。

僕も先日のjourneyで、京都の友人にベアフットシューズをおすすめした。理由は彼が左膝を痛めていたからです。
ベアフットを推奨する方たちも、ランニング関連の傷害を減らす可能性があると考えている。

ベアフットランニング(裸足/以下:ベア)とショッドランニング(靴を履いてのランニング/以下:ショッド)の最も大きな違いは、足の接地の仕方です。
ショッド(靴)はかかとから接地(着地)するのに対して、ベア(裸足)は足前部(足指先の方)から接地します。この着地姿勢の違いは、ストライド長の違いに影響します。ベアはストライド長を短くし、ピッチを増やす。
それによるものか…ベアの方が酸素消費量が5.7%低下、最大酸素消費量が1.3%少ないなどの報告があり、ショッドより経済的だと言われています。

こう聞くと、ランナーはベアを試してみたいと思うかもしれない。移行は段階的かつ、少なくとも4-8週間かけて行われるべきだと考えます。
なぜなら足底の感度適応、足の接地パターン、ストライド長/ピッチの変化etcなど、ベアフットスタイルを学んでいくためです。

足底面には感覚受容器が密集しているため、移行のファーストステップとしては、屋内や屋外を裸足で歩いたり、足の適応を促すものを行っていきます。

足の固有感覚は、足が地面に直接触れるベアの方が優れている。

これは足の筋組織が接地の衝撃力に反応して、衝撃吸収を制御できるからだと言われる。もちろんシューズは、足の保護・安定・衝撃緩衝/吸収などに優れています。

ただベアによる固有感覚の強化は、衝撃力低下を助け、下肢の傷害発生率低下に役立つ可能性がある(だから京都の友人にベアを勧めました)。

また靴を利用しないライフスタイルは、骨病変や骨折など、下肢の骨組織異常の発生頻度の低さとも関連づけられます。
新しいスタイルに適応するには、十分な時間と忍耐力が大切です。

初めはこれまでよりもゆっくりと走る覚悟を持っていてください。フォームが変わり、地面に注意を払うからです。

でもそれにより、得られるものも多いでしょう。

お読みいただきありがとうございます拝

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