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「誤解を解く方法」ガチガチのインファイターにはアウトボクシング

ガチガチの頑固者や、ズレすぎた間違えをガッツリ信じてしまっている人、言っていることがあまりにもチグハグすぎる人に遭遇すると、

「この人やっべぇ、なんとか軌道修正してあげないと…でも、こういう人って難しいよな、どうしようかな」

このような時があると思います。

こういう人はどのように軌道修正すれば良いでしょうか?

相手との利害関係がなければスルーという手もありますが、「どうしても軌道修正したい」場合は、次の3つがポイントになります。

①相手が信じている情報を叩かない
②さらっと新しい情報を伝える
③本人から直接新しい情報に触れる

攻めるほどガードが上がる

もしも相手の軌道が思いっきりズレていて、あまりにも間違った情報をガチガチに信じていたとしても、その間違い情報に対して、

「その情報は○○で○○だから、○○で○○の場合、その情報は○○だからおかしい。だって、○○は○○なんだから、、、」

というように、まくし立てて「オラオラオラオラ、、」と、相手の「間違え」を攻めるようにパンチを繰り返し打ってしまうと、相手は思いっきりバリアを張って殻に閉じこもってしまいます。

亀のようになり、ガードしている相手をノックアウトするのは、至難の技になりますので、このパターンはやらない方が良いでしょう。

伝える情報は軽いジャブで

①のポイントのように「否定」から入らず、

「最新の情報は…」
「昔はそう言われてたみたいだけど、最近は…」
「その情報は反対の意見もチラホラ出てるみたいよ」


というように、「新しい情報を軽くジャブを打つように伝えてあげると効果がある」という研究結果があります。

この場合もやはり、何度も繰り返しジャブを打つと、相手はガードの体勢に入ってしまいます。

ジャブを打つ本当の理由は、最終的に「③本人から直接新しい情報に触れる」に繋げるテクニックとなりますので、慎重に相手との間合いをとりながら、新しい情報のジャブを打つアウトボクシングに徹してください。

ジャブが効けば自分から倒れる

相手が勝手にスマホなどで新しい情報を調べだしたり、新しい情報に対して耳を傾けるようになってきたらチャンスです。

ポイントは、フィニッシュブローは打たないというところです。つまり、相手が自分から「もしかしたら違うかも…」と思って倒れてもらうことが重要なのです。

情報のジャブによって、相手のガードが下がってきたら、

「その情報について、反対の研究がこの本に載ってるから読んでみるといいかもよ」
「その情報の研究って最近変わってきてるから、少し検索してみたらいいかもよ」

というように外側から崩して、きっかけを作ってあげると、相手は自分からその情報のパンチに当たりに行って、ノックアウトする可能性が高まるのです。

相手を軌道修正するテクニックが存在するとは言っても、情報を信じ込んでる人を軌道修正するのは、とても難しいことです。

なぜなら、人間の脳には「最初に信じた情報を貫き通す」という特徴があるからです。

ある実験で、「この情報はこうです」と聞かせてから、「やっぱり間違っていました」と聞かせても、一度信じた情報を修正することは、かなり難しいという結果が出ています。

とにかく、相手を軌道修正するには、相手から直接、たくさん新しい情報に触れてもらうというのが正攻法になるということです。

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