「性格はフワフワ概念」なので科学的には悩む必要ありません
「性格を変える」
などの実用書がベストセラーになるのは、自分の性格にコンプレックスを持っている人が社会にたくさんいる証拠とも言えるでしょう。
この手の本の大半は、
「内向的・消極的な性格」から、
「外向的・積極的な性格」に変える。
ということが書いてあると思いますが、根本的に「性格の定義」がなされていない場合がほとんどです。
それは何故でしょうか?
答えは簡単で、「性格」は「心」や「自我」と同じで、「実体がなくフワフワしたもの」だからです。
例えば、「心」や「自我」が目に見えないように、優しい性格の「人」は見ることができても、「優しい性格そのもの」を見ることはできません。
科学的に言えば、目に見えない、定義がフワフワしたものは「存在しないのと同じ」と考えられます。
「性格は存在しないのと同じ」なら、それについて悩んだり、変えたりする必要はないということにもなるのです。
また、↑の記事にもあるように、「消極的」「積極的」などの性格は、遺伝や生まれつきではなく「過去の体験が集まったもの」です。
そして、過去の体験の集積は「思い出」とも言うことができますので、現在の自分とは全く関係がないと考えられます。
そうでないと、「悲しい思い出」や「過去」によって自信を失ったら最後、その人はもう二度と立ち上がれないことになります。
しかし、そんなことはありません。
性格で悩む自分とは、現在から過去の自分を見て、それを評価しているだけなのです。
ですから、現在の自分に、無理やり過去の自分を結びつけなくても良いのです。
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