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手帳で「7つの習慣」を実践する
毎年この時期になると、書店などでは手帳が広く場所をとって売り出されます。もう既に来年の手帳を買ったという人、どのくらいいますか?
なるほど……。わかりました。
「答えを言ってないのに何が分かったんだよ」って?
いいんです、そんなことはどっちでも。
だって、これからボクが手帳術の紹介をするんですけど、
「いいねえ。よーし、来年の手帳に替えたらやってみよう」
あなたはきっとそう言うでしょう。
ちょっと待ったぁーーー! 来年の手帳に替えたらなんて、何をのんびりしたことを言っているんですか。まだ今年も12分の2残っているんですよ(おっと、約分し忘れた。6分の1ですね)。
あなたの貴重な人生、2ヶ月もムダにしちゃって良いんですか?
それに、2ヶ月経ったらすっかり忘れちゃいますよ。今までと同じ書き方で、新しい手帳を使い始めてしまうんです。
だから、この記事を読んだらすぐに本を買って、あなたが今使っている手帳でさっそく実践してくださいね。
ということで、今回のお伝えする本はこちら
7つの習慣に学ぶ手帳術という本です。
7つの習慣って言えば、お分かりですよね。スティーブン・R・コヴィー博士書いた、全世界で3,000万部売れている「7つの習慣」です。これを手帳に活用することによって、7つの習慣でコヴィー博士が伝えてくれたことを、実践できるのです。
<1>あなたが「今」使っている手帳を見てみよう
あなたは手帳をどんな用途で使っていますか?
「スケジュール管理に決まっているだろ!」
———正解です。たいていの人はそうです。
でもこの本には、
しかし残念ながら、手帳を時間管理のツールだと考えている限り、残念ながら、絶対に人生は変わりません!”
こう書いてあります。
これは厳しいですね。正直ボクも自分の手帳を見てみると、
・会議の予定
・アポイント
・今日やっておかないといけない業務
こんな内容ばかりですね。
もちろんこれらは重要です。もし、手帳に書いていなかったら、大事な約束をすっぽかす可能性もありますからね。
でも、コヴィー博士がおっしゃるには、そんな手帳の使い方じゃあ、絶対に人生は変わらない。ということなのです。
人生を変える?
今まで手帳で人生を変えようなんて思っていなかったけど、手帳で人生が変わるなら、さっそく実践してみます。
ということで、今回ボクがこの本を読む目的は、手帳で人生を変えること。
どうやったらそれが実現するか、その方法を探っていきます。
<2>「7つの習慣」の何に学ぶの?
「7つの習慣」は日本でも190万部売れている大ベストセラーです。
ボクも5年前に読みましたが、よくまあ、ここまで詰め込んだなぁ…ってくらいに、濃いエッセンスが詰まった本ですよね。
この本は、7つある習慣のうち「第3の習慣」に学んでいるものになります。
「『7つの習慣』なんて読んだことないから『第3の習慣』って言われても何のことだか分からない」
そんな人のために、第3の習慣で述べられている「時間管理のマトリックス」について説明している箇所をご紹介します。
コヴィー博士は、物事を、
第1領域=「緊急」かつ「重要」なこと
第2領域=「緊急でない」かつ「重要」なこと
第3領域=「緊急」かつ「重要でない」こと
第4領域=「緊急でない」かつ「重要でない」こと
の4つに分けて考えると、大切なことは何か見えやすくなる、と言います。
わかりやすく言うと
第1領域 うわー、やっべー。これ急いでやらないと殺される。
第2領域 あ、これ、絶対にやっておいた方が良いよね。
第3領域 めんどくせー。上司がとっととやれって言うからやるか。
第4領域 何にもやることがなかったら、やっておいても良いかも。
こんな感じです。
かえって分かりづらいって? それは失礼しました。
あなたは「優先順位を考えろ」って言われたことないですか?
その場合の優先順位って、その言葉を発している人から見た優先順位ですよね。あなたが考えた優先順位ではないんです。
・上司があなたのことを呼んでいる。
・あなたは上司が呼んでいるのに、無視してトイレに行く。
これは、優先順位がおかしいと言われちゃいますよね。でも、トイレに行くって、余裕のある時だけじゃないですよね。ホントに緊急事態の時だってある訳です、特に大の場合。あなたにとってみれば上司のくだらない戯言よりも、あなたの下っちゃいそうなお腹の方が緊急事態なんです。
まあ、そんなくだらない下った話は置いておいて、優先順位は自分の軸で考えていかないと大切なことを見失ってしまうのです。
しつこいようですが、あなたにとってトイレに駆け込むことは、第1領域、上司の戯言は第3領域です。なので、あなた的には正しい優先順位をしていたワケですね。
このように、あなたをとりまくすべてのことを考えたうえで、優先順位を考えていく必要があります。そうじゃないと、やらなくても良いコトをやって、やらなきゃいけないことをしている時間がない。そんな事態に陥ってしまいます。
4つの領域の中で、特に注意をしなければいけないのが、第2領域。この領域にあるものは、重要であるにも関わらず、後回しにされてしまいます。
それどころか、結局時間が無くてできなかった、といったザンネンな結果が起こってしまうのです。
第2領域にあるものでも特に重要、かつ、やらずに終わってしまいがちなものを以下に挙げます。
・運動
・健康管理
・勉強
・やったことの振り返り
・人脈づくり
たしかに「今」やらなくても困らない。でも絶対にやるべきことです。
それにもかかわらず、なかなか手を付けられないのです。
7つの習慣に学ぶ手帳術では、手帳のことを
「コンパス」=進むべき正しい人生の方向を知るためのツール
として使うべきものなのです。
と言っています。第2領域にあることを含めて、本当に大切な、今やるべき「最重要事項を優先」することで、あなたは自分が望む結果をことを得ることが出来るようになるのです。
<3>手帳術の実践
7つの習慣に学ぶ手帳術では、6つのステップを実践するようにすすめています。
【ステップ1】1週間を3色蛍光マーカーで振り返る
【ステップ2】「あなたの憲法」を書き出す(見直す、確認する)
【ステップ3】1週間の「役割」を明確にする
【ステップ4】1週間の「目標」を決める
【ステップ5】「大きな石」を先に入れる
【ステップ6】「最重要事項」を考えながら実行する
詳しくは、7つの習慣に学ぶ手帳術を買って読んてみていただきたいのですが(Kindle Unlimited会員の方は読み放題でも読めます)、その中でも特に重要な『【ステップ2】「あなたの憲法」を書き出す(見直す、確認する)』について、簡単に説明いたします。
■【ステップ2】「あなたの憲法」を書き出す(見直す、確認する)について
憲法かあ……。頭の中に憲法が合ったらいいな。確かにボクの頭の中は無法状態になっていますね。
しっかりとした憲法がないと、社会はみんながバラバラで好き勝手なことをやっている。それと同じで、自分の中にしっかりとした憲法がないと、しっかりした行動がとれなくなってしまう。
憲法=ミッション・ステートメントは必要なんです。
7つの習慣ではミッション・ステートメントについて、以下の通りに言っています。
ミッション・ステートメントとは、信条あるいは理念を表明したものである。個人のミッション・ステートメントには、どのような人間になりたいのか(人格)、何をしたいのか(貢献、功績)、そしてそれらの土台となる価値観と原則を書く
『完訳7つの習慣』より
このミッションステートを手帳の冒頭の目立つように書くのです。
どんなことを書くのか、悩むこともあるかもしれません。それについては、7つの習慣に学ぶ手帳術で、以下のように説明しています。
例えば
・あなたの人生で最も大切なことは何か
・どんなことに生きがいを感じるか
・どんな人間になりたいか
・どんな人生を歩みたいか
について、あなた自身の答えを見つけ、目に見える形に書き出していきます。
「書くの面倒だな。頭の中にあるから良いんじゃないの?」
頭の中にあるだけじゃダメ。面倒だと思っても書かなければ意味がないのです。書いて、それを何度も目にすることによって、願いは実現していきます。
<4>手帳が全てを知っている
大半の人は、今まで手帳をスケジュール帳やToDoリストとしか考えていなかったことでしょう。もちろん、これらの機能は手帳ならではのことです。でも、既にお伝えした通り、進むべき正しい人生の方向を知るためのツールなのです。
あなたにとって、今、本当にやるべきことを知って、それを着実に実行していくこと。それができれば、どんな夢も叶えられるはずです。
1冊の手帳は、活用方法によって数百万円や、場合によっては数千万円の価値を生むこともあります。そのため手段として、ぜひ7つの習慣に学ぶ手帳術に書いてあることを実践してみてください。