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ソロ旅 @湯河原温泉 富士屋旅館宿泊記

こんにちは、Runです!ご覧いただきありがとうございます。
今回はつい先日、一人で宿泊した神奈川県湯河原温泉にある富士屋旅館をご紹介します。


富士屋旅館の概要

富士屋旅館は、神奈川県湯河原温泉にある老舗の宿です。明治から現代までの時の流れを感じることができる3つの館が特徴で、好みに合わせて部屋を選ぶことができます。

大浴場では、かけ流しの温泉を楽しむことができます。泉質は弱食塩水・弱アルカリ性で、肌にやさしい美人の湯です。湯冷めしづらく、じんわりと体を温める効果があります。

料理は旬の食材をふんだんに使用した季節会席コースや、鰻の土鍋御飯がついた料理人の技が光る「鰻土鍋コースプラン」など、多彩な料理を楽しむことができます。


宿泊を決めた理由

1週間前くらいに「温泉に入りたい!美味しい和食が食べたい!!」と思い立ち、候補地を探しました。
極力移動に時間を割かずのんびり重視という条件で行先を探していたところ、湯河原温泉にたどり着きました。
箱根は何度か行ったことがありますが湯河原はほとんど行ったことがなく、ちょうど良さそうと思ったしだいです。
その中からお部屋に温泉がついていて、お料理がとても美味しそうなこの宿に決めました。
宿を決めてから湯河原について調べていると、ちょうど幕山で梅まつりが開催されていました。
元気があれば1日目の午前中に幕山に登りがてら梅鑑賞をしようかなと考えていました。


宿泊記

宿泊前日。明日からせっかく温泉旅行なのに、数日前に体調を崩したせいで仕事が溜まっている。
これでは気持ちよく温泉に入れないなということで、丸1日の有給取得を断念し、午後から休むことにした。
当日、お昼ちょうどに仕事を切り上げて東京駅へ向かう。東京駅のグランスタで昼食を買い、特急踊り子号に乗る。

特急踊り子号


平日の午後発だからか、車内は驚くほど空いている。お腹が空いていたので早速サンドイッチとカレーパンを食す。
カレーパンはグランスタを通るたびに人が並んでいて気になってた。揚げたて、ザクザク食感が美味しい。
空いているから周りも気にならず、ゆったりと食事を楽しむことができた。


湯河原に近づいてくると車内から海が見えて、とても綺麗。
そしてあっという間に湯河原駅に到着する。1時間14分の快適な移動時間だった。

駅周辺にお土産屋さんなどはまばらで、思っていた程は観光地化されていない印象。
公式の観光サイトを見ると飲食店など充実していそうに感じたが、そうでもないのかな?なんて考えながらバスに乗り込む。

バスに乗って15分弱で宿に近いバス停へ到着。チェックイン時刻の15:00を過ぎていたので、宿へ直行する。

バス停から歩いて2分程度で、どどんと大きな看板。

う・な・ぎ!!
こちらは公式HPよりお借りしました

外観がカッコイイ!こういう老舗感が強い旅館に泊まるのは初めてかもしれないなと考えながらチェックインを済ませ、女将さん?に部屋まで案内いただく。

3つある館の中から今回泊まったのは「洛味荘」という建物。廊下を歩くとギシギシと音がする。建物は古いはずなのに手入れが行き届いていて、端正なたたずまい。

入り口
硝子の模様がかわいい
床が磨き上げられている


ひとりには広すぎる、ツインベッドの部屋。

落ち着く和室
ひとりだけどツイン

案内が終わると早速お風呂へ向かう。部屋の内湯は温泉だ。冷えた身体にはちょうど良い少し熱めのお湯。
ちなみに、熱い源泉と水で温度調節も自在。

水まわりは新しい
部屋のお風呂が温泉という贅沢
アメニティも充実

お風呂上りはツルツルぽかぽか。
ベッドで仮眠をとり、気付けば夕食の時間が迫っていた。

夕食の会場は「瓢六亭」と名の付いたお食事処。
入り口を抜けると鰻の焼き場があり、すでに香ばしい良い香りが漂っている。
鰻土鍋ごはん付きのプランにして良かった!と期待が膨らむ。

半個室と開けた席に分かれていて、ひとりだからか私は半個室の席だった。
お品書きが達筆すぎて全ては読めないが(笑)わくわくの気持ちで日本酒をオーダーする。

お品書き
上品な味付け
鰻様!!

特に美味しかったのは烏賊のお刺身、すっぽんの薬膳仕立て、柚皮と里芋煮、そして鰻土鍋ごはん。
他にも白子やあん肝など、酒飲みにはたまらない献立。
そして特筆すべきはお肉が出てこなかったこと。お肉なしでも満足度が高い。質を極めた、とても美味しい夕食だった。

部屋で食休みを終え、他の客が寝静まった頃を狙って大浴場へ向かう。
案の定人はおらず貸切状態。天井が高く洗い場は寒いが、お湯につかると熱めのお湯がちょうど良い。

公式HPよりお借りしました

病み上がりで夕食のお酒を控えめにしたので、お風呂上がりの一杯もがまん。
思わず冷蔵庫に入っていたスーパードライに手が伸びそうになったけど、ここははっさくソーダをいただく。(どちらも無料)

そして身体がほかほかのうちにいつのまにか就寝zzz


朝ごはんも身体に優しい和食。昨日は出てこなかったお肉が登場!それも和牛のしぐれ煮でテンションがあがる。
数多くのおかずもさることながら、つやつやごはんがとっても美味しかった。

朝献立
おかずがたくさん
つやぴかごはん


朝食後は部屋のお風呂に入る。平日の午前中に温泉に入れるしあわせを噛みしめつつ、ゆったりとした時間を過ごす。

チェックアウトの11:00少し前に部屋を出て、宿を後にする。
そういえば食事処には数組の客が居たが、廊下や他の場所では人に会うことが一切なかった。
皆どこに泊まっていたのだろう。

チェックアウト後は宿周辺を少しだけ散歩し、バスで駅まで戻る。

かわいいタイル


駅前のお土産屋さんでお饅頭を購入した。
そして朝予約しておいた特急踊り子号に乗り、湯河原を後にする。

駅の椅子にひいてあった座布団


東京駅でお昼ご飯を調達して家に帰る。

福島旅行の帰りといい旅行帰りに駅弁を買って帰るのが定番化しつつあるなと思いつつ、家でかきめしを美味しくいただいた。

湯河原とは無関係です
地味だけどうまい‼︎


宿の感想

好みだと思ったところ
・宿の雰囲気。建築様式、昔の建物を大切にしているところ。
・食事(美味しく美しく、出てくるタイミングも完璧)
・接客(女将さんの佇まいが素晴らしい)

気になったところは、部屋の温泉に塩素臭?を感じてしまったこと。
あとは宿のすぐ傍に流れている川の音が少し気になりました。(自然の音なので、心地よいと感じる人も居ると思います。)


今回お酒を控えなきゃいけないことが本当に辛く感じるほど、とにかく食事が素晴らしかった!!
距離的には気軽に再訪できそうですが、お値段的には厳しいかな…。
ただ部屋に温泉がついていない新館であれば今回泊まった部屋よりもお安く泊まれるので、次は新館に泊まってみたいなと思いました。

ラウンジのような施設はないので、他人を気にせず部屋で静かにゆったりとした時間を過ごしたい大人の方にオススメします。

観光どころかお店でランチすらしない温泉旅行は今回が初めてかもしれません。笑
梅まつりに行くことができず残念だったけど、本当に贅沢な時間を過ごせました。
また春にどこかへ訪れようと目論み中です。

さて、次は何処へ行こうかしら。

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