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圧倒的スピードで疾走するドイツ・ミステリの新星! 2か月連続刊行第一弾のマルク・ラーべ著、酒寄進一訳『17の鍵』を発売前に先読みしてみませんか?【11月27日〆切】

【11月25日17:20追記】
先読み応募フォームの設定ミスで、一時的に申し込みができない状況となっており失礼しました。現在は正常に申し込みができるように修正済みです。
それに伴い、応募〆切を11月27日(水)いっぱいまで延長いたします。


■ドイツ・ミステリ『17の鍵』とは?

みなさまこんにちは。翻訳班HSです。
2025年1月、マルク・ラーべ著、酒寄進一訳『17の鍵』が創元推理文庫で刊行されます。こちらはシリーズ1巻目で、なんと翌月には2巻目の『19号室(仮)』も出版となります。

『17の鍵』原書書影

2か月連続刊行の〈刑事トム・バビロン〉シリーズは、ベストセラー作家マルク・ラーべによる刑事トム・バビロンと臨床心理士のジータ・ヨハンスが難事件に挑むドイツ・ミステリです。全4作で、本国でシリーズ累計43万部を突破しています。その魅力は、なんといっても疾走感! 冒頭からセンセーショナルな事件が描かれ、それから最後までまったく緩むことなく、さまざまな謎が生まれ、手がかりが現れ、また死体が飛び出し、危機が襲い掛かり……! とにかくページをめくる手が止まらない、圧巻のリーダビリティです。

そしてキャラクターもいい! 刑事トムも臨床心理士のジータも、じつはある共通点があります。それは「過去の事件に現在も深くとらわれている」ということ。トムは少年のころに見つけた男の死体と、幼い妹の失踪事件。ジータのほうは……これは読んでぜひ驚いてほしいのですが、すべてが1巻目で明かされるわけではありません。各巻で描かれる事件自体は独立していますが、主人公たちのトラウマやさまざまな要素が複雑に絡まっており、シリーズ全体に魅力を与えているのです。

酒寄先生にはシリーズ1、2巻の翻訳を一緒にお願いしておりまして、じつは2巻目の『19号室(仮)』は、1巻の半年後〜8か月先くらいに刊行したいですね~とお話ししていたんですよ。あまり刊行ペースが空かないようにしたいですね、というくらいの感じで。
でも担当編集者であるところのわたくしが『17の鍵』の翻訳原稿を読んだところ、これはもう1、2巻を続けて刊行するしかないでしょう!と決断しました。続きが気になって気になって!! ということで、酒寄先生のご快諾を経てめでたく2か月連続刊行となりました。1巻目を読んだら必ず2巻目が気になるはずです!!! 

翻訳は数々のドイツ文学の翻訳で名高い酒寄進一先生。フェルディナント・フォン・シーラッハ作品はもちろん、ドイツ・ミステリでは創元推理文庫のネレ・ノイハウス〈刑事オリヴァー&ピア〉シリーズの翻訳も手がけられています。ノイハウス作品がお好きな方にはぜひ手に取っていただきたい、熱く熱くおすすめできるのが〈刑事トム・バビロン〉シリーズです。

さて、まずはシリーズ1巻『17の鍵』のあらすじをご紹介……。

早朝のベルリン大聖堂に、深紅の血が降り注いでいた。丸天井の下、頭上10メートルほどの位置に、女性牧師が吊り下げられていたのだ。通報を受けて殺人現場に駆けつけたトム・バビロン刑事は、信じがたいものを目撃する。被害者の首には、カバーに「17」と刻まれた鍵がかけられていた。それはかつて、トムが少年の頃に川で見つけた死体のそばにあった物と同じだった。鍵は10歳で失踪した妹が持ちだしていたのだが、なぜ手がかりとして現れたのか。謎を追ううちに、トムは恐るべき真相をえぐりだす。圧倒的スピードで疾走するドイツ・ミステリ!

■ゲラ先読み応募概要

そんな『17の鍵』へ、みなさまに熱いご感想コメントをお寄せいただきたく、発売前のゲラ版先読みキャンペーンを実施いたします。
募集人数は30名で、応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。

募集期間は、2024年11月19日(火)~11月26日(火)11月27日(水)です。

※ゲラとは、本の校正のため印刷された、完成前のプリントアウトです。最終稿前のものですので、誤字などがある場合がございます。

■ご応募について
・応募資格
11月29日(金)頃に発送する『17の鍵』のゲラをお読みいただき、12月23日(月)までに感想などのコメントをいただける方

・応募方法
以下の画像をクリックしてフォームからお申し込みください。

『17の鍵』ゲラ版先読み応募フォーム

※応募フォームには、株式会社フューチャースピリッツのシステム「フォームメーラー」を利用しており、送信されるデータは暗号化された通信(SSL)で保護されています。

・募集期間
2024年11月19日(火)~11月26日(火)11月27日(水)

・募集人数
30名(応募多数の場合は抽選となります)

・結果発表
当選者にはメールにてお知らせの上、ご登録いただいたご住所までゲラをお送りさせていただきます。

・コメントについて
コメントは、こちらでご用意させていただくフォームに、2024年12月23日(月)までにご記入ください。

※いただいたコメントは、書籍の帯、書店用POP、チラシ等の販促物の他、弊社公式ホームページおよびX(旧Twitter)、Facebook等で使用させていただく場合があります。
※ご自身のブログ、X等への書き込み・ご紹介については大歓迎いたします。
※Xで本書のご感想をつぶやかれる場合は、ハッシュタグ「 #17の鍵 」をご使用いただけますと幸いです。
※変更がある可能性がございますので、ゲラからの本文の引用はご遠慮くださいますようお願い申し上げます。
※訳者あとがきは入っておりませんので、完成版の書籍でお楽しみいただけますと幸いです。


■書誌情報
書名:17の鍵
原題:Schlüssel 17
著者:マルク・ラーベ
訳者:酒寄進一
判型:文庫
予定ページ数:560ページ
刊行:2025年1月下旬

■著者紹介
マルク・ラーベ/Marc Raabe
ドイツ出身。高校卒業後に友人と映画製作会社を設立。映画プロデューサーの仕事と並行して、演劇や映画について学んだ。2012年にデビュー作Schnittを刊行。〈シュピーゲル〉のベストセラーリストに数週間掲載された。2018年に〈刑事トム・バビロン・シリーズ〉第一作『17の鍵』を刊行し、大ベストセラーとなる。全4作のシリーズは本国で43万部を超えるベストセラーとなった。ケルン在住。

■訳者紹介
酒寄進一/Shinichi Sakayori
ドイツ文学翻訳家、和光大学教授。主な訳書として、2012年本屋大賞翻訳小説部門第1位に選ばれたシーラッハ『犯罪』、2021年日本子どもの本研究会第5回作品賞特別賞を受賞したコルドン〈ベルリン三部作〉、ヘッセ『デーミアン』、ブレヒト『アルトゥロ・ウイの興隆/コーカサスの白墨の輪』、カシュニッツ『その昔、N市では』、ノイハウス『友情よここで終われ』、ホフマン『牡猫ムルの人生観』などがある。