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【論】バベルの塔とは指数関数である

その塔は無限に高くなるわけではない。
我々は有限の世界に生きている限りにおいて、その上昇は必ずどこかの時点で途切れる。それを崩壊と呼ぶ。それが法理なのである。
この事実において善とか悪とか、そういった概念はない。

世の中には指数関数的に増殖してしまうモノがある。ウィルス、思想、マネー、権力、その他いろいろあると思う。それは人間の思惑を超えて増殖する。バベルの塔とはまさにこの指数関数の事象を語っているのではないだろうか。指数関数的な概念を誰にでもわかる寓話に変えたのがバベルの塔の物語なのだ。

神への冒涜かと、人間のおごりとか、そういう道徳観の問題ではなく、増殖したものは何処かで臨界点を迎え、そしてまたゼロから再スタートするという世の中の法理を述べている。

現代社会は様々な事象で臨界点を迎えている。ということはきっともうじきゼロからの再スタートを迎えるはずだ。貴方が賢い者なら、崩壊に備えておこう。私もあがいて動き続けたいと思う。


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東京ハバナ @東京砂論(トウキョウサロン)
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