今月号は、異なる身体性や感覚世界をもつ人々とともに考える「めとてラボ」特集!(「Artpoint Letter」2023年1月号より)
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年が明け1ヵ月ほどたち、寒さも本格的となってまいりましたね。今月号のメールニュースでは、東京アートポイント計画の担い手となるNPOのインタビュー記事や展覧会情報をお知らせします。
誰もが「わたし」から出発できる場をつくるために
—めとてラボインタビュー
「めとてラボ」は、ろう者・難聴者・CODA(ろう者の親をもつ聴者)が主体となり、異なる身体性や感覚世界を持つ人々とともに、自らの感覚や言語を起点にしたコミュニケーションを創造する場をつくるプロジェクトです。
「手話」を通じて育まれてきた独自の「文化」を見つめ直し、それらを巡る言葉や視点を豊かに耕し、コミュニケーションの新しい在り方を開発することを目指しています。
インタビューでは、プロジェクトのはじまりや取り組みについて、メンバーのみなさんにお話をききました。
[開催中~2/5]「語らいの記録 2011-2022」(カロクリサイクル)
一般社団法人NOOKが、東北/東京で実践してきた記録と表現の手法の紹介や、東日本大震災に関わるアート活動のドキュメントなどを紹介する展覧会を、3331 Arts Chiyodaで開催しています。
[2/13~開催]「アーティスト・プログラム in 神津島/オル太『漂白と遍歴』」(HAPPY TURN/神津島)
アーティスト集団「オル太」が神津島の歴史や暮らしをリサーチし、その成果発表として展示とパフォーマンスを行います。ぜひお越しください。
>詳細はこちら
[note公開]「たくさんの人と出会うための方法。サインネームを考えよう!」【ジムジム会2022 #04レポート】(Tokyo Art Research Lab)
アクセシビリティを考えるヒントを学び、サインネームづくりを体験することで、東京アートポイント計画に参画するNPOメンバーが、自分たちの活動をより多くの人に伝える方法を考えました。
[記事公開]Artpoint Meeting #10 - アートがひらく、“学び”の可能性 - 開催レポート(東京アートポイント計画)
昨年11/23に開催したArtpoint Meeting #10のレポートを公開しました。東京アートポイント計画の事例を紹介しながら、ものをつくることを通した学びの環境について話し合いました。
【今月の一冊】つたえる、うけとる、つたえあう
― interpret 新たなコミュニケーションの在り方をみつけるために ―
視覚身体言語と音声書記言語の特性によって変化するコミュニケーション表現や思考について、手話通訳という存在・役割に着目し、「間」に立つものの視点やつたえ方、受け取り方、読み取りの技術を通して「つたえる、つたえあう」について、改めて捉え直そうとするものです。
「東京プロジェクトスタディ1|共在する身体と思考を巡って─東京で他者と出会うために─」(2020年度)の実践の中で得た気づきなどで構成されています。
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