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図書館で出会う経験

一度図書館へ行くと、2週間ごとに図書館に通う習慣が出来上がる。
返却期限が近づいて本を返すために図書館に行き、せっかくならまた借りて帰ろうという無限ループが自動的に発生する。

子どもの頃は毎日2~3冊本を読んでいたのだが、大人になってからは本を読む頻度がかなり減っていた。
それが今は図書館のおかげで、また読書を楽しむ日々を過ごせている。

懐かしい本を見つけて、子どもの頃の感情を思い出したり、新しい本を見つけてワクワクもする。
そんな風に新旧の感情が入り混じった時間を過ごす。

図書館までは歩いて20分ほどなので、いい運動になる。途中の道では小さな草原があり、毎回目を奪われる。

公園などに緑はあるが、ここまで生い茂っている緑に出会えるのは
都会では珍しい。

普段は家でゲームをして過ごすことが多いので、隔週で外に出る義務が発生するのはありがたい。

第二の選択肢「中央図書館」

いつも行く図書館は少し規模が小さく、欲しい本が全て揃うことはほとんどない。その分、何か面白そうな本はないかとブラブラする時間が多くなるので、それはそれで楽しい時間になる。
それでも、たまには違うラインナップを眺めたくなるので、隣駅にある大きい中央図書館まで行くことがある。
中央図書館は足立区の中で一番大きい図書館で、こちらも駅からは20分ほど歩く。本の数も多い分、利用者も多く、静かな空間ながらも賑やかさも感じられる。

いつもの図書館より、倍くらい広い空間を歩きながらお目当ての本を探す。
ここには英語多読のための本、ペンギンリーダーズなども少ないながら置いてある。小説だけではなく、学びのための本が手に入るというのは、図書館の本質だろう。
そのほかにも、図書館にはかなり年季の入った本も多く存在する。
紙は黄ばんでいて、柔らかく、たまに折れたページも見つかったりする。
グリム童話集や、太宰治の本などがそのような状態になっていて「古い時代の物語だ」ということが、状態からも感じられる。

こうして、本そのものが歩んできた背景を感じたり、学びの欲を刺激されたり、ただ図書館にいるだけでも色々な経験ができる。
本を借りて持ち帰ってからは、その本から更に新しい景色や知識を手に入れることができる。図書館の可能性は無限大だ。

まだ2つの図書館にしか行ったことがないが、他の図書館もいつか巡ってみたいと思う。

Written by HINA