結婚は離婚するためにあると思うまでの失恋と不倫と民法の話
当時、大好きだった人と別れて、毎晩泣いていた。涙がつつっと流れるというふうではなくて、うぇっうぇっっと、ちゃんと毎日感情が昂ぶっていた。一方でそんな自分を冷静にどこか感心していた自分もいて、誰に質されるわけでもないけれど、本心なのかパフォーマンスなのかどっちなんだよと心の中でつっこんでいたことを妙に覚えている。昼は笑顔でバイト、夜は真っ暗闇で泣くか無表情、その乱高下に気を失いそうになりながらなんとか生きていた。
泣きながら国道を自転車で走る女
毎晩家に帰れば泣く日が半年続