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喫茶店

生きていると、どうしても現実と向き合う必要がある。というか、現実は見ないといけないもので、目を背けたら痛い目を見るのは自分だったり、周りの人だったり、だからみんな揃って言うんだ、みんなって誰かはわからないけど。

そんな現実から一時的に避難させてくれる場所が喫茶店。席に座って、上着を脱いで、コーヒーを体内に流し込んだ瞬間、僕は外の世界から切り離され、追いかけてくる現実から解放される。ホラーゲームのセーブポイントみたいだね、ここなら大丈夫、安全だ、だから安心してトイレにも行けます。

頑張った自分に「頑張ったね。」と伝えることは難しい。

頑張っているかどうかなんて自分じゃわからない、ずっと足りていない気がする、働いても、働いても、少しずつしか変わってくれないから、心と身体はどんどん弱く、脆くなる。休むことは、頑張ることと同じかそれ以上に大事なことだと僕は思うよ。眠らないと動けなくなるから、夜もちゃんと眠って、理由のわからない頭痛や、時間で解決してくれない悩みがぐるぐると回って眠れないなら、強制終了してもいいのかも知れない。頑張れないわけじゃない、頑張っていないわけじゃない、生きているだけで僕らは簡単に傷つけて、傷ついてしまうから、セーブは大切なんだ、これからまた頑張る為に、現実と戦う為に。

そろそろ僕も休まないと。カフェラテと、ミルクレープが食べたいです。普段ご飯を食べるときの数倍時間をかけて、ゆっくり、避難しよう。

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