読書アウトプット「からだの錯覚 脳と感覚が作り出す不思議な世界」
① VR や夢で空を飛べるのは何でだろうか?実際に飛んだことはないのに
②傷が治った後、傷がないのに痛いこともあるけど、なんでだろう?
この本では、いろんな体を使った実験例が紹介されています。これは本を読んだだけじゃよくわからないので、実際に実験をやってみたくなりました。
スライムハンド
2人の人間の間に鏡を置いて手が見えないようにして、手を引っ張るのと同時にスライムを引っ張るところを見せると、手を引っ張られた人はスライムのように手が伸びるような感覚になるそうです。これは触覚の情報よりも、視覚の情報の方が優位になって、脳が直接イメージをするからです。
VR や夢で空を飛べる感覚になるのは、漫画や映画ですでに予想できているからです。イメージできることは体感しやすいんです。手足が伸びたり、空を飛ぶ感覚のようなイメージしやすいものは夢に出てきます。
反対に背中に目がついてるような、イメージしにくいことは体の間隔を結びつかないので、実際 VR で背中に目があるソフトを開発してもVR 酔いを起こしやすいです。
外傷が治ったのにまだ痛い場合は、体の内と外のミスマッチが原因です。CG で指が伸び縮みするようなイメージを体感すると、一時的に痛い感覚は和らぐことがあるそうです。今後はメタバース空間に3 D アバターと自分の動きを連動させて、さらに体重計を使って体が感じる負荷を変えれば、手足が伸び縮みする感覚なども自由に再現できるようになるそうです。
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