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〝ならでは〟
昨日は今年最初の療育へ行ってきた。
息子は去年の夏、発達障害の診断を受けて、週に一回保育園を休んで療育センターへ通っている。
体を動かす遊びを20分した後、手先を使う遊びを20分する。
息子の場合、これを2セット。
この間、親は横についている。
毎回内容は違っていて、今日はどんな遊びかな~と楽しみに行くことができる。
たまに、親と離れて遊ぶ時間があり、そのときは好きなおもちゃで遊ぶことができるので子どもたちは喜んで遊ぶ。
昨日最初の時間はそれだった。
息子はいつもはわたしにしがみついているが、手を放し教室へと入って行った。
その間、親は別の部屋で待つことになる。
畳の広い部屋。
一緒に療育を受けている子のママたちと話せる貴重な時間でもある。
パパが来ている場合もあるが昨日はママばかりだった。
おしゃべり上手なママがいて次々と話題を上げてくれた。
子どもは虫が好きよね、という話から、カブトムシを飼うときは土を変えないと死んじゃうらしいよ、とか、田舎の方は雨の日ヤマミミズがすごいよね、とか、昔飼ってたネコがヘビを捕まえてきたとか、虫を飼いたくないよね、という話で盛り上がった。
そんな中、爬虫類が好きというママもいて、ヘビにも詳しく、へぇ~!!っと何回も感心した。
以前ドーベルマンを飼っていたというママは大きな犬をまた飼いたいと言っていて、ソファに並んで座って犬によりかかりながら映画を見たいのだと言っていた。
すごく具体的でなんかいいな~と思った。
こういうのは、その人ならではの話なので特におもしろい。
2セット目はいつもと同じように体を動かす遊びのあと、絵馬をつくる遊びだった。
画用紙で作られた絵馬に、スタンプやシールを使って干支の辰を描く。
息子は見本とは違うように目のシールを貼ったので、ものすごくひょうきんな顔の辰になってしまった。
でも、その顔がおもしろくて「めっちゃいいね!」と何回も褒めた。
これも、息子ならではのものである。
その人ならではのことは楽しい。
今年はこういうその人ならではを探して楽しもう、
と、こっそり思うのであった。