持続可能な社会のために、多様なライフスタイルを支えるサービスへ! スペースマーケットがどうやって貢献できるのかを考える。
新型コロナウイルスの蔓延をはじめとする変化の大きな社会にあって、ライフスタイルが多様化するとともに持続可能な社会構造作りへの気運が高まっています。
スペースマーケットは、多様なライフスタイルを支えるサービスでありたい、と考えていますが、企業・個人の価値観変化が節目を迎える中、スペースマーケットがどんなふうに持続可能な社会へ貢献できるのか、改めて考えてみました。
コロナ禍で変化したもの・変化しなかったもの
ーーコロナ禍で影響を大きく受けたスペースマーケットですが、そんな中で特に感じた社会の変化は以下の2点。
まず、どの業界も共通ですが、ライフスタイルの多様化が大きく進んだ2年だったと感じています。
変化が大きな環境の中で、ビジネス的な観点で、個人も企業もそれぞれ生き残るために必要な対応が異なること、個人の生活という観点では、自分にとって大事なものはなにか、を考える人が増えた2年だったと思います。(→必要にかられて生まれる多様性、許容性によって生まれる多様性)
YouTuberやライブ配信など新しい産業が発展してきたのも特徴だと思います。
他方、変化しなかったものもあります。環境が変化し人々の行動が変化しても「何をするにも場所は必要」というものです。
仕事の形や友人・家族とすごす形は大きく変化しましたが、いずれにしても「場所」は必要でした。
当社でも、このような行動の変化に対して、新しいニーズを沢山発見しました。
移動中の営業チームのオンライン会議、オンライン面接、稼働の減ったホテルや飲食店のテレワークへの貸し出しなどです。
場所のシェアリングエコノミーが解決する課題と提案していく体験
ーー創業9期目、スペースマーケットは今どのように利用されているのか。その中でコロナ禍の影響による変化があれば、どのように捉えているのか。
難しいですが、あえて性質を整理するなら3つの型があるように思っています。
1つは、顕在ニーズの取込で、例えばセミナーをやるための会場を当社のプラットフォームで探していただくケースです。すでに大きな需要があり、どのような場所が必要か、その場所で何をやるかが明確ななかで当社を利用いただくケースです。
昔からあるニーズですが、コロナ禍を経て、いろんな会社さんが固定的に保有する場所を減らしていくなかで、オンデマンドで場所を利用する機会も増えていくものと考えています。
2つめは、課題解決型で、例えば地方から就職活動のために東京に来ている学生さんが、リアルの説明会→オンライン面接→リアルの面接とスケジュールが続く場合に、オンライン面接を個室で利用されるケースです。
オンライン面接ができる場所というのは実は限られていて、当社の「時間貸し」×「貸し切り」が課題解決につながっています。
また、小さいお子さんがいるお母さん・お父さんたちが子守しながらママ会・パパ会などするケースもこちらに該当します。
ーーこの他にも、今まで存在していた課題が、スペースマーケットの提供する「時間貸し」×「貸し切り」で解決できるものが結構ありそう。
3つめは、体験提供型で、当社がホストさん・協業先の会社さんと作り出した、「スペースの新しい体験」を求めてスペースを利用いただくケースです。
インドア花見®やTBS様との協業案件である逃げ恥スペースの利用、古民家での経営合宿などが該当します。
(※インドア花見は株式会社スペースマーケットの登録商標です。)
ちなみに、2点目と3点目は明確に切り分けられず相互に関わりあっていて、課題を解決することで新しい体験が生まれる。体験の型があることで課題解決を提案できる、という関係があります。
と、3つの型があるのですが、顕在化しているニーズをより便利に満たしていくとともに、多様なライフスタイルを実現するための課題を時間貸しで解決する・体験を提案していくことで、「チャンレジを応援し」、新しい体験を創出することで、「世の中を面白く」していきたいと考えています。
「場所」に生まれる新しい価値
ーー借りられるスペース・不動産に目を向けるとどのような特徴があるのか。利用されるスペースに目を向けるとシェアリングエコノミーで何が起きているのか。
サービスサイトを一見しただけでは想像できないのですが、当社で利用回数の多い人気スペースには、築年数が30-40年超の物件がすごく多いです。
オフィスにするには少し古いな、、と思われる物件が、備品などを整備することでYouTube撮影や女子会で使われる人気のスペースに生まれ変わります。
定量的な観点でも、人気物件は、当社経由の利用のみで1㎡あたりで月 8,000円超の売上が計上される例が多数出現しており、(他社さん経由なども加えると1万円を超えていると思います。)築 30-40年超の20-30㎡の物件としては収益レベルとしても高く、シェアリングエコノミーによって価値が向上しているケースだと考えています。
一般的に不動産は古くなると価値が下がることが多いと思いますが、スペースの時間貸しによって、新しい価値が生まれた例と言えると思います。
また、最近ではレンタルスペースの運営を個人事業主や副業で始められている方も増えているようで、「場所」を起点に新しいビジネスが生まれています。
一見価値が下がった不動産へ「新しい価値を提起」することで「サステナブルな社会を支える」とともに、「場所」を起点とした新しい収益機会を作るサービスを提供することで新しい「チャレンジ」を応援しています。
もったいない、をなくしたいがスタート地点
代表の重松がスペースマーケットを作ったのは、前職で訪問していた結婚式会場が、とても素敵な場所にもかかわらず、平日の日中はあまり使われておらず「もったいない!」と感じたことがスタート地点になります。
創業以来、沢山の非稼働時間をスペースマーケットによって活用してきましたが、サービスが成長するにつれ、前段に記載したような新しい価値の提起につながっています。
「もったいない!」という観点から、どんどん変化と成長を遂げていることも、スペースマーケットの特徴です。
共創のプラットフォームで「多様性」を活かし「多様性」を応援する
ーーサービスの特徴は、当社が「スペース利用の型」を当社で決め切らず、利用者の創意工夫を尊重していること。
多様な利用ニーズへの対応は1社で対応するにはとても難しいものです。
当社は、これをホストさん・ゲストさん・協業する企業や自治体の協力と創意工夫によって解決しています。
ホストさんが「この備品があれば利用しやすいよね。」「こんな飾り付けがあると喜ばれそう。」とスペースをつくり、ゲストさんが「この会場で●●やると面白そう!」とスペースの新しい使い方を考えるという具合です。
多様性を尊重するプラットフォームとすることで、多様性のニーズへ対応でき、新しい多様性が生まれる、という循環になります。
このような構造のプラットフォームであるため、当社も成長することができ、多様性を支えるとともに、ステークホルダーの皆さんと一緒に成長ができる事業となっています。
多様性な価値観を尊重し、新しい文化作りを推進する
ここまでサービスの話が中心でしたが、多様な価値観の尊重し新しい文化を作る会社として、TOKYO RAINBOW PRIDEへ応援メッセージを送ったり、社内外のステークホルダーとの対話会を開催したりと、会社としてもたくさんのアクションを行っています!
IR資料などで説明している内容の再掲も多かったですが、改めて持続可能な社会へ貢献すること、多様性を支えることへどうやって貢献しているかを考えてみました。
サービスとしても会社としても引き続き様々な角度から取り組んでまいりますので、ぜひ応援いただけると幸いです!
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