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【うつ病体験】40:心療内科に行くタイミング(日頃不安を感じる方向け)

がんばらないひと、とことこてーです。
以前の記事は自己紹介記事を参照下さい。

今回は、日頃不安を感じる方が心療内科に
行ったほうがいいタイミングについて
経験から考えてみたいと思います。

 風邪気味で熱が出たら行く内科・小児科。

 転んで足を痛めたら行く整形外科。

これらは発症即通院がイメージしやすいです。

では、心療内科はどのタイミングで行けば
いいのか。

自分の考えるタイミングは

 「仕事や日常生活に支障の出る症状が出た時」

です。


例えば、
不安障害(会議などコミュニケーション不安)の場合。

症状の軽い順から例を挙げて考えます。


①会議で指名されたときに不安になる

②会議前から会議中まで漠然とした不安がある

③会議中にのみ腹痛や発汗などの具体的な症状が
 出る

④会議数日前から寝付きが悪くなる、腹痛が出る
 のような具体的な症状が出る

⑤④に加えて、会議で何を訊かれているか
 わからないほどパニックになる


この場合、①、②は比較的軽く「上がり症」
レベルでそれほど生活の支障にならないでしょう。

③はその場限りという意味ではその場しのぎで
我慢できるか個人差があると思います。
難しいと感じれば、受診をオススメするレベル
です。

④、⑤は明らかに日常生活レベルで実害が
出ていますので、受診をオススメします。


不安障害と診断された場合の治療法は
基本的に抗不安剤による投薬治療です。

1日1回定期的に飲む抗不安剤と
特に不安のある場面に服用する頓服の
組み合わせになります。

感覚としては力の抜けるような、
少し眠気の出るような感じです。
慣れてくると、効果を実感しにくくなります。

薬にもよりますが、不安を覚える場面は
非常に多く、今後なくなることはないことから
一度頼ると依存的になることも考えられます。

自分は薬の量の問題は別にして、一生の付き合いに
なるんだろうなという感覚があります。
ただ、医師の用法用量の指示は守っています。
それで特に問題なく生活できます。

どうしても薬に頼りたくない方は
カウンセリングを受けるのがひとつの手と
なります。

精神科・心療内科によってカウンセラーが
いない場合がある
ので、事前確認を
お勧めします。

カウンセリングはカウンセリングで、自分の
考えを変えることを受け入れる、大変な
道のりでしょう。


今回は不安の強い方向けに、心療内科へ行く
タイミングを実体験から考えてみました。

周囲には精神科なんて…と拒絶反応を
示される方もいらっしゃると思います。

同時に、意外なほど多くの方が
精神科や心療内科に通っている
ことも事実です。

悩み、苦しみを自分で乗り越えるのか。
医療の力を借りるのか。

他の診療科よりも判断は難しいです。

最後に決めるのは自分です。

自分で決めた方法で不安と立ち向かう。

それでもダメなら他の方法を考える。

いずれにしても、不安を抱える人にとって
この記事が一助となれば幸いです。

本記事を読んでいただき、感謝申し上げます。

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