【その他】44:通院遅刻への予期不安(子どもの不登校問題考察)
イランカラプテ。
がんばらないひと、とことこてーです。
以前の記事は自己紹介記事を参照下さい。
今回もうつからちょっと離れます。
不安障害の方ですね。
子どもの不登校が社会問題となってから
長い時間が経ちますが、なくなるどころか
増えるばかりです。
周囲でも不登校となっているお子さんの話を
聞くと、お子さんの葛藤と親御さんの
心配、不安が慮られます。
今回は病弱小学生だった自分が
通院後遅刻して学校に行くのを嫌がる
エピソードを通じて、
子どもの不登校を考えてみます。
自分は怒られるのが怖く、言うことを
聞く為、今でも「まじめ」と言われています。
また、物心ついたときから人見知りでした。
予期不安が強かったのでしょう。
後に不安神経症の診断を受け、今も薬を
飲んでいます。
小学生の頃、幼い頃からのアレルギー性鼻炎と
プール通いをきっかけに、たびたび発症した
滲出性中耳炎の治療の為に
よく耳鼻科に通院していました。
耳鼻科は近くに大病院しかなく、
大抵朝一の予約で通院していました。
必然的に診察後の登校となります。
授業中の教室に遅れて入ることは
「遅刻」です。
自分にとってこの遅刻は2つの理由で
たまらなく嫌だったのです。
①遅刻は「悪」であり「叱責」という形で
罰せられます。
もちろん通院後の遅刻はやむを得ず
例外で怒られることはありません。
ただ、「まじめ」な自分にとっては「遅刻した」
時点で叱責がなくても「悪」なのです。
②授業中に教室に入れば先生、友達の目が
自分に集中します。
「大勢の注目」が自分に集まるのがたまらなく
嫌だったのです。
大人になった今だからこそ、理由は説明できます。
しかし、小学生にそんな説明はできるでしょうか。
この「嫌」(予期不安)は身体症状として現れます。
頭やお腹が痛くなるのです。
耳鼻科帰りに頭痛、腹痛になることがしばしばで
休んだこともありましたが、
だいたい母親から
「行きたくないだけでしょ、行きなさい」
と、子どもの意思に関係なく学校まで連れて
行かれるのでした。
子どもながら、理不尽さを感じていたのを
覚えています。
以上が自分のエピソードとなります。
現在でも自分の母のように、行きたくない理由を
うまく説明できない子どもを置き去りにして、
何とかして学校に通ってもらおうとする家族、
先生もいるでしょう。
しかし、上記の経験を持ち親となった自分と
しては、うちの子どもが不登校となった場合
そこまでするのが子どもの為になるのか
疑問なのです。
一方で、不登校になるのはその子にとって
集団生活を経験する機会の損失になるとも
思っています。
現在はフリースクールもあるので、そのような
施設を利用することを考えるでしょう。
幸いうちの子どもは今のところ学校に
楽しく通っていますが、
習い事でちょっとその傾向があるんですよね。
話を聞いて、こう思うよって話をして
納得してもらい今も通っていますが、
本当のところはどうなんだろう。
同じような悩みを持つ親御さんや支援経験の
ある方の意見をコメントいただけると
幸いです。
本記事を読んでいただき、感謝申し上げます。
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