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リアル70年代〜洋楽女子話㉖音楽と映画スターウォーズ、ロッキー

母の私の音楽好きが災いしたのか、子供2人がポップスの作曲家と、クラッシック演奏家を目指すようになったのか?…とちょっと後悔?もなくは無いけど。

70年代半ばから音楽が生きることを助けてくれたけど、黒歴史(?)を抜けて、真面目に、洋楽にハマる。笑

で、映画音楽の全盛期って言うような時期も、ちょうど来て。
ロッキー、スターウォーズ、なんかの話

劇伴奏音楽に力があった時代

ちょうど、私が洋楽にどハマりした、中3の77年前後は、映画の人気シリーズになる作品が続出した時期。
一作目だから、当時はシリーズになるとは思って観てなかったけど。笑
で、普通に映画音楽が、ビルボードにランクインして、他の曲と一緒にラジオでも流れてて。
で、いわゆる劇伴奏音楽が、ちゃんとシングル盤として、ロックなんかと一緒に聴かれてた時代で。ビルボードの年間100位に5曲とか、入ってるなんて、今じゃ考えられない。笑
スターウォーズのテーマは、かなりの人が、鼻歌で歌えるのでは?笑
なんなら、ダースベイダーのテーマまで。

昔の映画音楽とも、ちょっと違う

私も、まあまあ観てきた映画。
ジョージ・ルーカスと、スピルバーグが監督で出てきたことも、大きかったのかも?
ずっと彼らの映画を観てきたけど、映像には音が必要なことを、よく理解している監督なんだと、感じてて。アンタ何様?な発言だけど。笑
スピルバーグ監督の、自伝的な映画
『フェイブルマンズ』には、幼い頃の彼や、両親の姿も描かれていて、お母さんがピアノの演奏家だった家の、普段の様子が垣間見れて、面白かった。

この映画も音楽は、後で紹介する、もちろんのジョン・ウィリアムズで。笑
多分、彼が空想で映像を作っていた幼い頃から、音楽は日常にあったんだなぁ…って感じが、何となく想像出来た感じ。

ルーカスの、会社には酷評されたけど、公開後は、伝説の青春映画になった、
73年公開の
『アメリカカングラフティ』も、音楽を使った映画の一つの転換点だったのかも?って作品。
が、これは、劇伴奏に力を入れるんじゃなく、挿入歌がてんこ盛りで、62年の話だから、当時流行ってた音楽が、満載。

メンバーが、もう書ききれないぐらい多くて、豪華。62年以前に流行った曲のオンパレード。
バディ・ホリーから、ビーチボーイズ、プラターズの甘い曲あり、もう必ずどの曲かは、観た誰かの、懐かしい曲になってる感じ。必殺!って。笑
私は、自分が産まれる前の話だから、音楽には懐かしいは、あんまりなかったけど、楽しめる映画ではあったかなぁ。
オールディーズ音楽好きなら、ハマるのは必至な感じ。

ロッキーはやっぱり凄かった


で、アメリカ公開が76年の
『ロッキー』が、王道の映画音楽からの、流れの方向を少し変えたかも?はあって。
当時は、ただの二流俳優だったスタローンが持ち込んだ脚本で、監督もB級だったのに、良い作品なら、皆んなに観て貰えるって、サクセスストーリー。

日本では、77年公開。
音楽は、ビルボードの77年の年間チャートは、なんと21位。
同じように前年出た、エアロスミスの
『Walk This Way』と、クイーンの
『Somebody To Love』が、80位代。
スティービー・ワンダーの
『Sir Duke』より下だけど『I Wish』
より、上位。
映画関連だけだと、実は化け物級のバーブラ・ストライザンドが4位だから、1番じゃないけど。笑
前の話に書いたように、映画関連では、彼女は無双してたから。
彼女は主演して、歌も超絶に上手いから、インストだけで、この順位は凄いな!ってなる。その話は、こっち↓で。

前年のアカデミーの、作品賞取れたのも、個人的にはこの曲の貢献度は、かなり高かったかも?って、勝手に考えてるぐらいで。笑
が、歌曲賞には、バーブラ・ストライザンドがいて、作曲賞は『オーメン』に負けてる。笑
実は、私はオカルトやホラー系の作品は、全く観られない人だから、これも当然観てない。
夢に出てきて、うなされたりするから、マジで中学生以降、全く観てないから、ホラーの音楽も語れないけど。笑
『オーメン』の音楽も、映画の劇伴奏では、もう名前が知れてたジェリー・ゴールドスミスだから、そりゃ負けても仕方ないかなぁ…って、今の感想。笑
映画の『パピヨン』やら、あのテレビの『スタートレック』の音楽の人。
サスペンスとか緊迫感のある音楽が、得意な方で、シンセ導入も早くて、いわゆる王道の映画音楽から、色々やろうとした感じの方。

アカデミー賞の他のライバル作品も『スター誕生』と『大統領の陰謀』、『ネットワーク』に『タクシードライバー』って、この年の映画がちょっと凄い感じ。
曲をしっかり聴くなら、こっちで。

ロッキーのテーマとしてしか、知らなかったけど、一応タイトルは、別にあったんか?ってなってるけど。笑
吹奏楽の人たちには、題名はお馴染みなのかも?だけど。
曲は、マーチングバンドに、ロックバンドと、コーラス隊と、王道な映画のオーケストラを足していった感じ。
まあ、てんこ盛り状態だけど。笑
が、ちゃんとバランスは取れてる。
作曲家は、ビル・コンティって、テレビドラマ、映画のいわゆる劇伴奏の人。
『ロッキー』の前に、軽妙な感じのおじさんたちの映画の『ハリーとトント』なんかも担当してる。この作品は、前々回のアカデミー賞で主演男優賞取ってるし、面白かった記憶がある。
『ロッキー』で、ブレイクしたのは、多分スタローンだけじゃない。笑
その後のロッキー映画以外にも、空手の映画の『ベストキッド』とか、宇宙飛行士の映画『ライトスタッフ』とか、『結婚しない女』とか、色々好きな映画の音楽をやった人なんだなぁって。

日本じゃ映画はまだ扱いは、B級作品な感じで。あまり宣伝とか派手にやってなかった。アメリカではもうウケてたけど。
ほぼ何も知らずに観に行った。前情報は、ボクシングの話ってことしか、知らなかった。曲は聴いてたと思う。
観た後、何だか男性は、心なしか皆んなが拳を握りしめ気味だった感じ。笑
気持ちは、めちゃくちゃわかった。
女子中学生の私でも、明日からロードワークして、ボクシングやってみたい気分になったし。笑
当時は、女子ボクシングなんか、誰もやってなかったけど。

ボクシングと男子


社会人になってから、高校時代にボクシング部だった人と、少しだけ付き合ってた。たまたま付き合ってみたら、元ボクシングやってたってだけで。
昔の一般的なイメージだと、ボクシング部なんか、ヤンキーの人しかいない感じだったけど。笑
この人は超穏やかで、優しい人で、服装やら外見にも、ヤンキー臭が一切ない。剃り込みも、パンチでもなかったな。笑
男性の知り合いに会わせたら「男前やん!」って言ったぐらい、イケメンで私の好きな、細マッチョな外見。当時は、細マッチョなんて言葉はなかったけど。笑
彼は、当時22歳だったから、男子ならオラオラしそうな年齢だったんだけど。笑
至って自然体で、会社の先輩の前でも、ヘコヘコしたりしないし。
年齢のわりとには、大人な感じの人だったかなぁ。こっちは、その時もう26歳から、もうちょいで7歳になる頃で、四つ年下だったけど。笑
彼曰く、ボクシングなんか、別に大したことないって。強くなりたいとか、そんな動機でもなかったみたいで。
何となく毎日やることが欲しくて、始めたらしい。雰囲気だとボクシングのストイックな感じが好きだった感じかなぁ…多分。
先が見えない(結婚とか)要素が、お互いにたくさんあったから、別れたけど、一緒にいて、何となく落ち着く具合は一番だったかも?あくまで私目線で。笑
向こうは、年上の彼女に緊張やら、多分色々気遣って、言いたいことも言わなかったのかも?とは思うけど。笑

『ロッキー』がずっと続いてたから、その後はしばらくは、正統派なボクシング映画は少なかったのかも?
で、この話は、女性版の『ロッキー』な感じの、『ミリオンダラーベイビー』。これも良かったかなぁ。わりと最近、配信で観た。笑

ロッキーの前からも、おじいちゃんか観てたから、小学生からボクシングはまあまあ観てた。後に、大学時代に友達がボクシング部の人と付き合ったりした関係から、同年代の女性の中では、わりと観てたほう。
その人の先輩は、ちゃんとプロボクサーになったから、なんだかんだでボクシングの試合を観た。ちょっと強いボクサーが、何故か関西系の人も多かったし。応援してた。笑
中学生で、ロッキー観たら、そらボクシングカッコいい!ってなる。笑
が、沢木耕太郎の本の影響もあったかも?
輪島さんや、具志堅用高なんかも、観てたなぁ。ちゃんと現役時代に。2人以外もカッコ良かった。笑

スターウォーズのテーマ

で、少し後に、公開されたのが、
『スターウォーズ』で。コレもわりとすぐに観た。

とにかく最初からホーンが鳴って、メロディーが良いよね〜。
私なんかは、コレ聴いたら、「よし!今から頑張るぞ!」って、気合いが入る。
マジで、掃除したくないとか、やりたくないことを、やっつけたい時には、コレはテンションがすぐに上がる曲。が、すぐに、体力なくて、ヘタってしまうけど。笑
改めて聴いても、良いなぁってなる。
クラッシック的な部分からも、テーマが出てこない、繋ぎの部分のメロディーきれい。
テーマが出てくる前に、予告的に入るホーンだけの部分が、サブテーマみたいになってて。闘いの前、出撃前にはその部分が、映画で鳴ってて、印象に残る感じ。
真面目に、当時映画を観て男子たちは、宇宙の描写がカッコいいとか、戦闘場面にアツくなってた感じだけど、私は音楽とあの2人組?のロボットと、マーク・ハミルとハリソン・フォードの2人組にやられてた。笑
レイア姫は、髪型含めて、ちょっと何だかなぁ…な感じで。ファンに叱られそうだけど。

ジョン・ウィリアムズ

作曲家のジョンウィリアムズは、真面目に大好きで。彼に何回?心を踊らされてきたか、わからない。笑
この『スターウォーズ』の前に、もうたくさんの映画音楽をやってる人で、年間に2作、3作書いてたりした時期もあるみたいだから、おそらくめちゃくちゃな作業量をこなしてハズ。
超アナログ時代だし、コピーさえ容易に出来ない時代から、楽譜を大量に書くような作品を、たくさん作ってるようで。
『ジョーズ』で既に、アカデミー作曲賞もとってるし、息子は2人バンドマンだし(1人はTOTOのボーカルで、作曲もやるし、映画音楽もやってる)、ボストンポップスオーケストラの指揮者もやってる。引退宣言を撤回して、また曲を書いてるし。凄い才能と、仕事量。

『スターウォーズ』でも、もちろんアカデミー賞取ってるけど、『ジョーズ』とは、また全く作風も違った感じで。
『ジョーズ』は、頭の部分は、ほぼホーンと、打楽器と、ストリングスはギコギコしてるだけで、メロディーは無いけど、緊迫感と緊張と不安が増す構成になってて、天才を感じるかなぁ。
ルーカス、スピルバーグ作品には、最早欠かせない人だし、彼らの映画だから、この音楽が出来たのか?
たくさん、紹介したい曲もあるけど、
とりあえず、ダースベーダーが出る時に鳴る、『帝国のマーチ』

勝手に、ダースベーダーのテーマって思ってたけど、違うのね…って、後になった曲。
この曲もカッコいい。ホーンの使い方が上手い人だなぁって。何様だけど。笑
マーチって基本的には、行進曲だから、本来はこんなに暗い感じにはしないよね。笑
『トルコ行進曲』を思い浮かべても、こんなに、暗くはない。
で、たいていの映画は、主人公のテーマ曲は作ってて、良いけど、スターウォーズは、悪役側のテーマ曲が、ちゃんとあって、どっちもキャラクターにハマってるところが、凄いかも?
かなり後の、『パイレーツオブカリビアン』なんかも、キャラクターを表現するテーマ曲が、良いけど。

元々、ディズニーのアトラクションの曲として、まあまあ有名なあの『カリブの海賊』の曲があったから、映画の曲がどうなるのかなぁ…って。ちょっと要らない心配などしてて。笑
あの有名曲より、破壊力のあるあの曲を作った、ハンス・ジマーとクラウス・バデルトも、凄い作曲家だなぁってなるけど。
で、『帝国のマーチ』は、もうコレが好き!の、栗コーダーカルテットのバージョン。

脱力具合が最高で、初めて聴いた時は、椅子から落ちそうになった。
子供が、その私を見て、ビックリしてたけど。笑
彼らは、『バックトゥザフューチャー』のテーマ曲なんかも演奏してるけど、やっぱり、落差の激しさからいくと、この『帝国のマーチ』が最高に、良き。
マーチらしさが、ゼロな感じだから。笑

音楽で『未知との遭遇』する


で、スピルバーグと組んだ、
『未知との遭遇』も、このコンビだから出来た映画かも?の感じはあるかも?

宇宙人と、交信する手段が音楽ってね。
この部分は、ジョン・ウィリアムズじゃなかったら、どんな音になってたかなぁ…って。
この映画も、男性陣は好きだった感じがあるなぁ。
まあ、ルーカスとかスピルバーグとかは、基本ずっと「男の子」な感じがするから、男性が好きなのも、わかる感じ。笑
彼は、他の監督とも組んだりして、『スーパーマン』、『E・T』、『ジュラシックパーク』、『ハリーポッター』までやってるし、男子の好きな映画の音楽を、作って来た人かも?笑
他にもシリアスな、『シンドラーのリスト』とかもやってるし、アメリカで3回もオリンピックやってたなぁの、3回とも曲を書いてるし、オールマイティな人なんだなぁって。

インディ・ジョーンズが好き

で、歴代のメインテーマ曲で、個人的に実は一番好きなのは、ハリソン・フォード主演の『インディ・ジョーンズ』シリーズ。

もう、コレも今すぐ、冒険に行かなくっちゃ!笑感が、満載の曲。
この曲のメインのテーマ部分が、まず好きだけど、コレも静かなパートに入る前、またテーマに戻る前、最後にテーマからの終わりの部分の、繋ぎがとにかくカッコ良くて、好き。
サブテーマ的になってるけど、そこの部分だけでも成立する感じで、1曲に4曲分ぐらいの要素が詰まってる感じ。
褒め過ぎか?笑だけど。
取り立てて、変わったことはしてないし、オーソドックスなオーケストラに、ホーンを強めで、メロディーを奏でる感じが、彼の好きな部分かも?
とにかく作るテーマの、メロディーが良い!に尽きる感じ。

時代が変わって、映画の鑑賞方法も変わったし、音楽も挿入歌増やしたり、色々変わっても、映画に音楽は欠かせないは、変わってないかも?

そして、はみ出したので、ビージーズと映画の話は、改めて。

また、淀川長治さんテイストで、
「それでは、また自習会いましょう。さよなら、さよなら、さよなら」笑

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