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速習スティービー・ワンダー名盤『トーキングブック』 リアル70年代〜洋楽女子話番外編2


母の私の音楽好きが災いしたのか、子供2人がポップスの作曲家と、クラッシック演奏家を目指すようになったのか?…とちょっと後悔?もなくは無いけど。

70年代半ばから音楽が生きることを助けてくれたけど、黒歴史(?)を抜けて、真面目に、洋楽にハマる。笑

短期?かは、わからないけど、スティービー・ワンダーの名盤を、速習な感じで勝手に、ちゃっとご紹介。
『Talking Book』リリースは、72年。
私はまだ小学生だったから、オンタイムでは聴いてはなくて、後追いでかなりしてから聴いたなぁ。

が、前回の曲で、「えー、スティービーワンダーって、この程度の曲?」な感じを持った人がいたかも?だけど、ここからしばらくは、良いアルバム揃い。

わりと、飽きやすい私が、ガッチリな感じで、良きってなってるし。笑

一曲目から名曲だし、残る曲

同じ年に先に出した、
『Music of My Mind』(邦題心の詩)は、タイトルは良いんだけど、曲はまだまだ模索中な感じはして。このアルバムからが良いけどとか、最後はどこまでが名盤かは、かなり議論が分かれる感じ。笑

が、1年も経たずに同じ年に出した、この『Talking Book』は、一気にギアを上げたのか?
違う世界に行ってきたのか?ぐらい、完成度が違ってて。
私はかなり、大好きなアルバム。

アルバム頭の入りが、あちこちで今も流れてる曲

『You Are the Sunshine of My Life』
シンプルなイントロだけど、アレで掴まれて、歌い出したら優しいし。
ラブソングだけど、甘いけど、甘過ぎないし。
途中、少しテンポが?ってなるのは、未だに、ちょっと気になるけど。笑

つい最近観た、邦画の中でも一節が引用されてて、なるほどって。
「あの頃、君を追いかけた」って、時代がハッキリしないけど、平成になって、CDが普通にある時代の青春映画。
実は大ヒットした、台湾映画のリメイクだけど。笑
副題が
「You Are the Apple of My Eye」
英語が出来る方又は、スティービーファンだと、この英語の慣用句はあーってなる言葉。
直訳じゃなくて、昔からもう使われてる意味が、「大切なものや人」や「かけがえのないものや人」って。
受験の英語を、真面目にやってない私なんかは、お馬鹿だからずっとこの表現は、素敵な表現かなぁってなってたけど。笑
コレは、実はシェークスピア時代からある慣用句で。それぐらい、昔からの表現だったことを、後に知ったけど。
この映画は、それをちゃんと、セリフの中で説明してて。
他にも、JAZZのスタンダード曲の一節を口癖にしてる女子もいる。笑
懐かしいマイナーなディスコ曲や、クラッシックの名曲も出て来て、音楽好きには面白い映画。

で、また戻ると,歌詞は恋人とかだけじゃなく、子供に対する気持ちにも通じる良い歌詞を、シンプルなアレンジで聴かせてくれる曲。
子供が小さかったころ、寝てると、どこの悪ガキでも超可愛い!笑
寝顔を見ながら、頭によく浮かんだのが、この曲で。「子供って、太陽やなぁ」とか、しみじみ思った。
今は、生意気だし、色々腹が立ったりするけど。笑
反対に、今はこの曲を聴いたら、当時可愛いかった子供たちのことを思い出して、ちょっと気分も穏やかに、癒されてたり。
長く聴いてると、色々思い出は出来て、重なっていくよね〜、ってなる。笑

2曲目からは、らしさ全開

捨て曲がないから、困る。笑
アルバムは、全部順番に聴いて欲しい感じなんだけど。
2曲目は、『Maybe Your Baby』。
一気にブラックっぽい感じになる。ちょっと長いけど。
同じ年だけど、前のアルバムとの違いは、サウンド、アレンジが違うはある。
あと、ミュージシャンがまあまあ豪華もある。まだ全部自分でやる!までは、行き着いてない。笑

アルバムに参加した有名なミュージシャンは、まずはジェフ・ベック。
スティービーが、『Superstition』を彼に提供。ジェフはこのアルバムに参加。
が、先にリリースするはずが、ジェフのアルバムが後になったから、スティービー盤が、先に大ヒットしてしまい。笑
後に、それのお詫びをしたり、仲良さそうな2人。イメージは真逆な感じだったけど。音楽好きは通じてたかも?笑
が、聴いたら、こっちは歌があまり前に出ないし、勝負アリな感じか?で。 
ドラムの音は、こっちが良いか?な感じはある。
けれどリフが強烈だから、ジェフ・ベックのギタープレイも、あまり目立たないし。笑
他にも、同じくギターで、レイ・パーカーJr.、サックスで大好きな若かったデビット・サンボーンもいたり。

敢えての、生ピアノで始まる3曲目。
『You and I 』
バラードだし、静かに聴ける曲。
ガチャガチャうるさいサウンドじゃない、スティービーの良さが出てる感じ。
多分、スティービーの子供時代はさておき、その後の声や曲には、あんまりストリングスは合わないし、多分ご本人も好きじゃない感じ。
このアルバムでは、シンセは鳴ってるけど、ストリングスはほぼ入ってない。
それが多分彼らしさを、感じさせるのかも?って。
やっぱり、この前のアルバムまでは、アレンジ過剰だったのか?な感じもする。笑
このアルバムにも、過剰にあれこれのせた曲もあるから、曲に合ったアレンジは、必要ってことかも?

次の曲は、まあまあアレンジ過剰の方向性。笑
『Tuesday Heartbreak』

クラビネットが大好き?な、スティービーならではの、サウンドの曲。
どれだけ、どんな風に重ねてるのか、よくよく聴いても、?ってなるようなサウンド。
クラビネットって、実はwowがかけられるって、最近までわかってなかった。あんな楽器、実物を見たこともないし。笑
電気信号が出て発音するから、出た先にギターで使う、エフェクター類を繋ぐと、色々と変えられるらしく。なるほど…ってなったわ〜。笑
ギタリストが音色変えるみたいに、変更が可能。電子じゃなくて、電気式な昔の楽器だから、出来る技な感じで。
アナログならでは、ではあるかも?

名曲『Superstition』

B面の出だしは、同じくクラビネットのイントロが耳から離れない感じの、ヒット曲。『Superstition』(邦題迷信)。

イントロのドラムもカッコ良いし、ベースもギターも、ホーンも良い!今もカバーがたくさん出てる曲。
ここあたりも、多分ライブでやるみたいだし。アメリカだと、皆んなが歌っちゃう感じかも?笑
さっきのジェフ・ベックのもシングルで発売されたし。翌年にはクインシー・ジョーンズもリリース。
80年代には、スティービー・レイボーン。日本だとコブクロまで。
合うのかコブクロ?ってなるけど。

コレがまた違う感じで、チャレンジャーなコブクロを聴かせて貰った感じ。頑張ってる感があって。私ごときがだけど。笑
アコースティックなブルース風味なアレンジ。黒田さんは、やっぱり上手いなぁ。
曲の基本は変わらないけど。まあアレンジ含めて、強烈な曲だし。笑
私は、コブクロは、たまにテレビでカバー歌ってたりは、聴いてたけど。基本的には、いわゆるシングル曲とかぐらいしか聴いたことなかったから、知らない面を見せて貰った感じで。

あっさりな曲もある笑

次の『Big Brother』は、アコギにパーカッション、伝家の宝刀な感じのハーモニカがメインの、ほっこり目の曲。
ハーモニカは、やっぱり良き。

使い方も上手いかなぁ。全曲吹きまくったりは、しないし。笑
ブルースハープは、名手がたくさんいるけど、いわゆるハーモニカは、意外に少なくて。JAZZだといたけど。
トゥーツ・シールマンスは、好きだった。リー・オスカーはWAR時代から聴いて好きだった。
私は、何故かハーモニカが、好きな人だったかも?笑
まあ、スティービーが吹いてくれるなら、満足で満たされるけど。
今のハーモニカプレイヤーを探したい!までは、いかないかなぁ。笑

B面は頭以外は、わりとと静かな曲が多くて、ほっこり、のんびり出来る。
最後が『I Believe (When I Fall in Love It Will Be Forever)』

愛の曲だけど、甘く過ぎたりしなくて。
歌詞は、君を永遠に愛する…的な内容。
ジョージ・マイケルがライブで歌うバージョンも、なかなか良い感じで。
改めてやっぱり歌が上手い人だったなぁ…ってなった。
スティービーの歌詞は、まあ素敵なのも多いけど、実際はこの年には、前に一緒にアルバムまで共作してる、20歳で結婚した奥さんとは、離婚してるし。
この曲の歌詞は、多分別の人か、まあ空想の相手に書いたのかも?笑
まだ、あの時代に22歳で、バツイチはまあまあな感じ。アーティストのあるあるな、若気の至りな感じ。

私がアルバムを聴いた、大学時代とか、ここらあたりから、何となく、現実世界には、永遠の愛なんか、映画とかの愛なんか、無いのね〜は感じてた。笑
元々小さい頃からお姫様系の話にハマったこともなく、白馬の王子様とか考えたことが無い、小生意気な子供だったけど、やっぱり現実を突きつけられるのは、それなりに辛い。笑
何も知らずに楽しく、「赤ちゃんが生まれた」って、中学生時代に
『Isn't She Lovely 』
(邦題可愛いアイシャ)を聴いてた、私が、かなりお馬鹿な感じ。笑
あの時のアイシャは、前の奥さんでもない、恋人の子供で。そこらの中学生には、そんな複雑な恋愛関係なんか、わかるハズもなくて。笑
5人の間に、9人の子供ってね。普通は育てるお金も無いし。
下から上の子供の年齢差が、38歳とか。笑うしか無い感じ。
7年前に、また若い奥さんと、結婚したみたいだけど。もうほぼ還暦過ぎの年齢で、3回目の結婚とは…。
ジョージ・マイケルバージョンはコレ。

マイケル・ジャクソンとスティービーは、子供時代から、音楽ビジネスの世界にいた、先輩後輩ではある。
子供時代の年齢差の8歳は、かなり違うし、スティービーが切り拓いた部分は、多分色々あるかも?
スティービーの前を走ってたのは、またちょっと違う、かなり上のレイ・チャールズだし。
で、今のブラック系アーティストは、マイケルの背中を見てきたし。
レイ→スティービー→マイケルの系譜を継ぐのは、今は誰かは私には、見えてない感じだけど。
男子ばっかりだったから、意外に継ぐのは、ビヨンセあたりか?笑
彼女も若い時から、ずっと走ってるし。トップを。
子供の意見だと、カニエウエストあたりでは?ってなるけど.笑

次は、グラミー賞アルバム。
また、改めて。

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