リアル70年代〜洋楽女子話⑥クイーン、ピーター・フランプトン76年
毎回、タイトル画像は、アキスケさんのを使わせていただいてます。本当にありがとうございます。
ラジオで検索したら、やっぱりコレしかない!ってなって。今後もお世話になれたらと、思っています。
ありがとうございます❤️
還暦過ぎて、過去を思い出すことも増え、子供2人も作曲家と演奏家の道を進むようになり、つくづく私の人生は、音楽と一緒だったなぁ、と。
63年の早生まれ、70年代半ば以降、青春時代は音楽が人生を助けてくれたし、黒歴史(?)もあって。
そんな音楽(日本のも聞く、洋楽好き)の話。
今回は、クイーンとピーター・フランプトンについて。
クイーンと言う化け物
クイーンは黒歴史の話で、日本ではアイドル的な立ち位置だった時期の話は書いたけど、彼らは、一番の武器(歌と作曲で)の、フレディ・マーキュリーを亡くすと言う悲劇も乗り越えて、KISSに続いて、紅白歌合戦にも参戦するほど、まだ活動してるのは凄い。
3つのバンドは、もう一つ共通点があって、メンバーで曲が作れること。しかも全バンドに、複数人いるのが強い。
ボヘミアンラプソディ旋風に
巻き込まれる
発売は75年10月だけど、76年はまさにクイーンの年って言うぐらい、日本のラジオは翌年までずっと、
『Bohemian Rhapsody』とクイーンに占拠されたようになり。ラジオで新しい曲を発掘するのが目的の私としては、「マジでやめて欲しい!」ってなってた。「リクエストをやめて!」と、他のリスナーにお願いしたい気持ちになって。笑
ラジオ局には罪は無いけど。
この曲は、6分超えなので、誰かがリクエストすると、6分は我慢するしかないく、なんともやるせなくて。一日に何回もだから。笑
新曲が聴けるチャンスを、貴重な時間を潰さないで欲しい!って。マジで「リクエストを取り上げるんはやめて欲しい!怒…」ってなりましたね〜。
クイーンファンに文句は無いけど、やめてってラジオ局に投書したい!ってなった。ま、人気ある曲だから、しょーがないけど。
後にはビージーズと大好きなスティービーの曲も同じ状態になってたから、私も自らしばらく『Sir Duke 』(邦題愛するデューク)を聞かない時期もあったぐらいで。笑
一緒に「他の曲も続いてリクエスト!」とかになると、20分ぐらい時間潰すしかないし。
クイーン女子
クイーンは洋楽を聴くようになって、早めに聴いてたかな。『Killer Queen』とか、アルバムも聴いた。
アルバム『Sheer Heart Attack』も好き。
大好きな曲も沢山ある。もちろん映画も観たし、今も聴いたりするぐらい好き。
が、当時急に発生した感じのクイーンファン女子(当時はファンにはだいたい名称無し)が、なんだかなぁ…となっていて。(自分はB C Rファンにもかかわらず。)
それまで洋楽に見向きもしなかった子が、俄かファンになったのが、ちょっと気に入らなかったかも?ブライアン・メイが1番で、ロジャーも人気。ルックスで女子には。
ウチの学校のファンたちだけかも?だけど、クイーンを人に布教しないと気がすまない感じが苦手だったなぁ。(私はわきまえてはいた。笑)洋楽好きなら、絶対クイーンが一番!的なところが、どうにもで。私は彼女らが湧き出す前から「知ってるし!」ってなった。
まあ、彼女らはディープ・パープルファンなんかと、被ってて、たかだか学年で5人ぐらいだった。1学年に250人近く女子がいたのに。笑
皆んな、それぞれ自分が気に入ったものを、好きなように聴けは良くないか?って、今も思うけど。
ま、人間気に入ったものを人に勧めたくなる心理は、よくよくわかるけど。笑
クイーンの魅力
比較的初期の曲だと、
『Now I'm Here』、
『You’re My Best Friend』とか
『Seven Seas of Rhye』(邦題輝ける七つの海)はインストだけど好き。
『You’re My Best Friend』は、久々に映像観ると、全員ロン毛で、「あー!私の知ってたクイーン」感がある。60年代からそうだけど、あの当時ミュージシャン🟰長髪(ロン毛って言葉はまだなかった)だったしね。(すぐに髪がなくなって、ガッカリもあった。笑)
エレクトリック・ピアノの音に懐かしさがあるなぁ。この曲で使ったのは、ウーリッツァーみたいだけど。
あの頃は、オルガンの
ハモンド(Hammond Organ)、
ローズ(Rhodes)、
ウーリッツァー(Wurlitzer)は、もう欠かせない楽器になっていて、どのバンド、ミュージシャンも使ってた。
ここらへんの楽器は、後の電子ピアノとか、シンセサイザーとは違って、不安定で、調律が度々必要だったり、今から考えたらちょっと厄介な楽器で。
個体差もかなりあるみたいだし、弾けば必ずこの音になる、的なシロモノではなかったから、当時は色々苦労があったかも?
その分、どのバンドも必ず同じ音にならない可能性があって、何をどう弾いたのか、ファンも色々推測してみたり…の楽しみもあったかなぁ。
が、何だか温かみがある音がするので、その後も使い続けられてるし、愛されている音。私もこう言う温かい音が大好き。今は、この頃とかの中古の楽器の値段が、凄いことになってるみたいだけど。笑
で、やっぱり『Somebody to Love』が大好き。
出だしの「イェー」とか、フレディが一声出すところから、「あ、良いよな〜」ってなります。アソコはカッコいいし、センスが出るよなぁって。
コードの変わり目で、コーラスも変わる感じが、気持ち良い曲。
『Killer Queen』なんかも同じだけど、コーラスワークがやっぱり魅力。
『Bohemian Rhapsody』は言わずにもがなで。180回コーラス重ねたって記述があったけど、それは多分OKテイクの数だろうから、リハ含めてコーラスを何回録音したのか?ってなる。
フレディ以外のメンバーも、複数楽器も出来るし、歌える上に、曲も作れちゃうのは圧倒的な強み。
ある意味ロックのエリート集団だったよね。そしてプラスで、良いものを作りたい職人的資質もないと、あの数のコーラスを録音するだけで、「もうイヤ!」って普通のロッカーだとなりそうだけど。笑
が、クイーンは何かと、フレディと、ブライアン・メイがフューチャーされがちだけど、私はベースラインと音が好きで、ジョン・ディーコンの。曲も好き。
実は今回の動画も、結果彼の曲が増えた。笑『You’re My Best Friend』、
『Another One Bites The Dust』
(邦題地獄への道づれ)は、彼の作。
昔から、なんかバンドで一番地味に見えてた感じだけど(私だけか?)クイーンはベースの音が良いなあって。彼の弾くベースが好き。
あと、やっぱりロジャーのドラムの音も好き。気持ち良さを感じる音で。
揉め事はあっただろうけど、4人がそれぞれ力量があって自分の仕事をして、ちゃんと機能したバンドだったよね?
『Don’t Stop Me Now』はフレディが気持ち良さそうに、存分に羽を広げて歌ってる感じがして、開放感があって好きで、「これだけ歌えたら気持ちいいだろうなぁ」ってなる。
何でもアリのフレディ
彼が何でも歌えちゃうから、クイーンの音楽の幅も広がったのかなぁ、とも。
80年代になってからは、MVも楽しいのがあって、大学時代はよく観たなぁ。女装とか、ダンサーのシーンが話題になった
『I Want To Break Free』(邦題自由への旅立ち)は、「おもしろ!」ってなって、何回も観たなぁ。ビデオデッキ買ってからは、録画もして繰り返し観た。
フレディのヒゲのまま女装は、ちょっとヘンテコなんだけど、つい観てしまう。
ロジャーの女子高生は、マジで可愛い!
(私の女子高生時代なんか、比べ物にならないぐらい、可愛い。笑)あの時、既にもう何歳か?って考えたら、余計に。
84年発売だから、デビューアルバム出てから、10年以上経ってるし、お察しの年齢で。
初期とは違う、コーラスなんかあまり無い曲でも、ちゃんとクイーンしてる。
『Crazy Little Thing Called Love』
(邦題愛と言う名の欲望)なんかは、プレスリーが昔歌ってた、匂いがする曲だし、R &B色の強い
『Another One Bites The Dust』
(邦題地獄への道づれ)も、ちゃんとフレディ、ちゃんとクイーンで。
アダム・ランバートも凄く良いよね。
彼を入れてからも、ちゃんと長くやれてるのは、オリジナルメンバーの凄さでもあるかも?
頑張って欲しいな、クイーン!ってなります。
ピーター・フランプトン
アイドル的と言えば、当時チャートでも活躍してたのが、ピーター・フランプトン。日本では、女子人気が高かった記憶が。もちろん、洋楽雑誌でもよく見かけた。
フワフワな長い髪とルックスで、曲もギターも良かったし。三大ギタリストと言われる、ジミー・ペイジ、エリック・クラプトン、ジェフ・ベックなんかと比べられて、評価はイマイチだったんだろうけど。
ライブアルバムがヒットして、
『Baby, I Love Your Way 』(邦題きみを求めて)
『Show Me The Way』とか、よく流れていて、わりと良かった。
で、この人と言えば、やっぱこの曲かなぁは、『I'm In You』。
ライブアルバムのジャケットとかは、ピンクっぽい髪色が、当時はまだ少なかったから斬新な感じで、ルックスでハマるは、私もわかったなぁ。
このジャケ写真で着てるジャケットもパンツも、今でもカッコ良くない?ってなる。ポップな感じで。コレが似合うのは、やっぱり本人のルックスもあるかなぁ。(細身男子好きの私は特に。笑)
顔とはちょっと違って、歌うとちょっと声がおじさんっぽく感じて(私だけか?)ギャップがあったかなぁ。
エレキギター少なめの曲だったけど。
が、当時洋楽にあまり興味がなかった日本の女子たちを、洋楽、ロックに振り向かせたことは、評価されて良いのでは?と。
クイーン、ベイシティ・ローラーズ、ピーター・フランプトンなんかの存在は、大きかったかなぁ…と。
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