中学時代の担任の言葉
それは中学1年生の頃の話。
私の担任は熱血的教師であった。
行事事には一生懸命。生徒との会話も熱心、何か問題があれば全力でぶつかってきてくれる先生だった。
そんな先生は礼儀を重んじ、相手への想いやりや、目上の方に書類を出す時の所作、書類を受け取る時の、所作など実に様々な事を教えてくれた。
おかげさまで、それは今に活きている。
そんな中でも特に印象に残っている言葉がある。
それは
「安全領域からの脱出」
先生は常々この言葉を口にしていた。
当時の私にはこの言葉を理解する事が難しかった。
しかし、少し大人になった今、理解できてきた気がする。
それは自分から敢えて困難な道へ進め、ということ。
人は自分が安全だと思う領域に留まり、「このぐらいでいいか」とか「これでいいや」と思いがちだ。
だが、それでは人としての成長はない。
安全領域の1歩外に出て、新しい光景を見なさい。
そうすれば、自分の人生は大きく変わる。
そう、教えてくれたのだ、と最近になって理解できた。
例えば、日本にいれば言葉は通じるし、国内のどこかへ行っても、すぐ地元へ帰れる。そして、なによりも「安心感」がある。
しかし、果たしてそれで人生いいのだろうか?
世界は広い。広いが故に、様々な人達が存在していることも確かだ。母語が英語やスペイン語、イタリア語などなど、様々な言葉が世界では飛び交っている。
世界へ一歩足を踏み出せば、色々なことを「知る」ことができる。
世界へ出ていかず、国内に留まり続けて良いのだろうか、と最近思い始めた。
いや、それでは人生もったいない。
日本という安全領域を飛び出し、世界へ出ていく事。それは、必ず自分にとってプラスになる。
自分はもっと世界を知りたい。そんな思いが最近強いのだ。だから、スペイン語も勉強しているし、たまーに英語も勉強している。
言葉が通じないことを恐れて、外へ出て行かないことは、安全領域内に留まっていることになるだろう。
そうではなか、何年後かには自分の殻を打ち破り、世界へ飛び立ちたい。
そして、知見を広めたいのだ。
自分の夢はドミニカ共和国へ行き、野球留学をすること。
今はまだ夢である。しかし、何年後かには目標に変える。
夢を目標に変える努力を今から行うのだ。
叶わぬ夢はない。叶わない夢は努力の仕方を間違えているだけだからだ。
だから、頭を使って努力をするのだ。
全ては安全領域を飛び出し、野球留学をしに行く為には、頭を使って努力し続ける事が必要だからである。