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僕たちは欲しがるようにできている。~人はお金をゴールにしても満足できない生き物~

おはようございます!
とこま(tokoma)です!

苫米地式コーチング認定コーチ取得に向け
日々学びを深めております!


今回は苫米地英人氏の新刊『オーセンティック・コーチング』(出版社 サイゾー (2022/4/6))の中で気づきをシェアさせていただきます。

この本の中に「お金をゴールにすると無間地獄が待っている」という項があります。
「なぜ人間は次から次へとモノやお金を欲しがるのだろう」という疑問に答えており、とても納得してしまいました。


その答えは

人は欲しがるようにできている。

とのこと。

「人の満足感とは、欲しいもの手に入れたらそれで終わりというものではありません。」と述べています。

例として、服を買った後に、これに合うバッグや靴が欲しくなるということをあげています。新しいバッグや靴が手に入れたら、今度はそれに合う服がまた欲しくなる、ということで欲望に際限がありません。

どなたでも身に覚えがあるのではないでしょうか。


また、「お金についても同様である」と述べております。

たくさんのお金が手に入っても、これで満足です、ということにはなりません。

一般の人から見たら「それだけれあれば、充分でしょう」と思うほどのお金持ちになっても、お金を稼ぎ続けている方がいますよね。


では、なぜお金持ちは満足できないのでしょうか?

その質問に対しては、「それは人が持つ習性」と本の中で書かれています。

「それはそうだろうけど・・・」と思った方も、こちらの引用文をご覧ください。納得いただけるのではと思います。

実は、これは強欲ではなく、限定合理性という、人ならば誰でもが持つ習性なのです。
この限定合理性を提唱したのはノーベル経済学書を受賞した行動経済学者のダニエル・カーネマンです。彼は、「我々の満足感は資産の量ではなく、資産の変化にある」と指摘しています。人はお金に限らず、自分の資産が「増える」と嬉しくて「減る」と不快になる生き物だったのです。
お金持ちたちは強欲ではく、資産の変化に興味があり、生き物として摂理に忠実に従っているだけだったのです。
ですので、人がお金をゴールにした瞬間、永遠に満足することのない無間地獄にハマり込むのです。
苫米地英人著『オーセンティック・コーチング』より


要は「資産の変化に興味」があるのであって、それが「生き物として摂理」であると語っております。

僕たち人間は「お金をゴールにしてもいつまで経っても満足はできない」という習性を持った生きもののようです。

ですので、お金持ちの中にはチャリティーや社会問題に取り組む活動をしている人もいますね。お金のゴールから、社会貢献のゴールにシフトしたわけです。

おそらくお金のゴールは永遠に満足ができないことに気づいちゃったんでしょうね。

それでも「お金のゴール」はそう簡単に捨て去ることは難しいようですけど。


では、僕たちは何をゴールに、そしてどのようにゴールを設定すればよいのでしょうか?

それはまた別の機会に紹介をさせていただきたと思います。まさにここからがコーチングの肝の部分なのですが、すでに1400文字くらいになってしまったので、また別の機会に紹介をさせてください。

今回紹介させていただいた『オーセンティック・コーチング』に、そのヒントが書かれています。気になる方はこちらを手に取っていただければと思います。


今回は、なぜ満足感には際限がないのかについて、取り上げさせていただきました。

このことが分かっただけでも、「そういう習性だから」ということで、余計なイライラをしないでも良くなるかも、と考えています。

ですので、無理に抑え込もうとせずに上手に付き合っていこうと僕は思っています。「よしよし、出てきたね、物欲くんが。けど今回は・・・」といった感じで。


今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

本日気づきをいただいた本はこちらです。


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