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11 あなたのタイヤ、大丈夫?

アドベント14日目。寝る前の書く時間。僕にとって大切な時間。産みの苦しみももちろんあるが、すっかり楽しみな時間になっている。今日は、何を書こうか。今日はあのことしかないな。これまでの記事は、こちらからさかのぼれます。

あなたのタイヤ、大丈夫?

悲劇が起きた。

朝、目が覚めると、窓の外は真っ白な世界。朝から仕事で出かけようと僕は駐車場へ向かった。

すると、車のボンネットには可愛らしい雪だるまが。誰の仕業だろう。妖精か何かがいるのか。

愛らしい目と口。その表情は、何か僕に伝えようとしているようにも見える。

急いでいた僕は、雪だるまをそっと降ろし、車を走らせる。路面は凍結。まだ雪が残っていた。

走り出してすぐ、はじめの角を曲がったそのとき、

つるっ。

おおっと。あぶな。

思いの外凍っているようだったので、徐行で慎重に進んでいく。ハンドルを握る手には力が入る。

そして、またすぐに角を曲がって開けた道路へ出る。まだ路面は凍結しているようだ。しかも登り坂。

つるっ。

あぶね。

つるつるっ。

あっっっぶね!!!!

・・・・・ダメだ。このままでは、反対車線の車に当たりかねない。

ウィーン!ウィーン!ウィーン!・・・あれ?

タイヤが滑って空回り。ついに坂を登らなくなった。ハザードランプを焚いて車を停める。

ブーン。ブーン。ブーン。・・・あれ?

後ろからどんどん車が追い抜いて、坂をすいすい登っていく。そうか。オレの車のスタッドレスが、全く機能していないのか。

まじかよ。スタックだ。

軽井沢移住6年目にして、完全に油断をしてしまった。よくよく考えると、イコール、このスタッドレスタイヤも6年目じゃないか。

くそう。なんでタイヤの状態を確認しなかったんだ。友人にタイヤ交換をしてもらった時に、なんで確認をしなかったんだ。

移住1年目に、どこだかの高原の雪の中に突っ込んで以来2度目。その時は、近くにいた人に、タイヤの下に木の板を噛ませて助けてもらった。

今回は、道路のど真ん中。びゅんびゅん車が行き交う。前後左右どこを見渡しても凍結した路面しかない。

ちょっとバックしてみるが、後輪がツルツル滑りやがってブレーキ。何度か繰り返すがダメ。

レッカーを頼むしかないのか。。。

電話してみる。やはり時間がかかるようだ。折り返しの電話を待つ。予定がぶっ潰れた悲しみと後悔と不安と心配と。

あー、ほんまに最悪。もう奈良に帰りたい・・・・・

・・・・・おや???

黄色い車両が行ったり来たりしている。よく見ると塩カルを撒いてくれているではないか。

もしや、路面が溶けはじめている?おお!まじか!これはワンチャン、いけるぞ!!!

ゆっくりバックしてみると、おお、滑らない。

あれ?こっちの道は溶けてる!しかも、向こう側の通りは完全に溶けてるやんけ!おお!こっちだ!こっちから抜けられるぞ!!!

こうして、無事、国道にまで出ることができた。予定より遅くなってしまったが、仕事も済ませることができた。

その後、真っ直ぐイエローハットへ行くと、偶然僕の愛車ジムニーのタイヤの在庫もあって、夕方、タイヤ交換まで完了した。

ホイールがひとつ古いものになっていて、タイヤのサイズと微妙に合っておらず、こちらもちょっと危ない状態だったらしい。まじかよ。

ホイールも偶然に在庫があって、こちらは無料だった。結果オーライオーライ。。。汗

そんなわけで、事故につながることなく、1日を無事に終えることができたのだった。

そういえば、近頃、長年使ってきた愛着のあるものたちが一斉に不調になりつつある。これを機に、身の回りのあれこれの点検を丁寧にしないとな。教訓教訓。

あ、そういえば、あの雪だるま。あの時、僕に言おうとしてたことって、まさか・・・・・


「あなたのタイヤ、大丈夫?」

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30代になったばかりのぼく、「とっくん」こと片岡利允が、「きょういく」と「はたらく」にまつわる、日々の気づきや関心ごとについて綴っていく雑…

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