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お薦めの本『うちの火星人〜5人全員発達障がいの家族を守るための"取扱説明書"〜』
今日は、お薦めの本を紹介💡
『うちの火星人 〜5人全員発達障がいの家族を守るための”取扱説明書”〜』
平岡貞之 著
発達の凸凹のあるお子さんに向けた運動型の療育教室の立上げを担当した時、保護者さんに勧められて知った本。
それまで重度知的障害の成人の方と一緒に活動するサービスの経験しかなかった私は、やる気だけはあるものの、軽度発達障害、お子さんの療育についてはほとんど素人でした。
「素人だけど・・・最初はみんな素人だ!!これから出会うケースに真摯に向き合って、本当のプロになる!!」という意気込みで。
目の前のお子さんの困り感や保護者さんからの日ごろの悩みをもっとわかりたいと思い、相談してくれた保護者さんにこれまで子育て中に読まれた本を聞いてみました。
そこでその保護者さんが勧めてくれたのがこれ。
著者以外の5人全員が発達障害という家族のドタバタ劇、その中での葛藤や、どうやってお互いを知って、わかりあって、解決してきたかがコメディータッチ、エッセイ風に書かれています。
それぞれの家族が動物に例えた絵と名前で示されいて、エピソードごとに4コマ漫画もあるので、情景がイメージしやすくて、笑えます。
私が一番笑えたのは、次女リスミーの『すべてにハイスピードな子』のエピソード。
リスミーが料理中の母ワッシーナに話しかけるから返事をしようとするのに、自分が言いたいことを言ったことに満足するのか、毎回、一瞬でいなくなっている!!
クラスに1人くらい、こういう子いたような。。
お母さんからしてみたら、「すぐあちこち行って人の話全然聞かない!!」となるかもしれませんが、リスミーは今やキャビンアテンダントとして活躍しているそう。
社交性と手際の良いところがキャビンアテンダントにぴったりだったのかも?と思いました。
その子のもつその性質(個性)が、良い方にはたらくこともあれば、悪い方にはたらくこともある。
長所と短所は紙一重と言いますが、この本を読んでいると”人の性質って、長所しかないんじゃない?”と思えます。
長所がただその時は、悪い方に働いてしまっているだけ。
じゃぁ、「どうしたらその状態を本人もまわりの人も困らないようにできるだろう?」と折り合いのつけ方に知恵を出し合うことが大切なんだと気づかされました。
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