森の学校
昭和10年頃、テレビもゲームもない時代。
身近な森や川など、豊かな自然が遊び場だった子どもたちの日常を描いた映画でした。
地域の大人たちに見守られながら、日々野山を駆け回り、生き物の生死に触れたり、本気でケンカをしたり…
いろんなことに真正面から向き合うまっすぐな子どもたちの姿に、大切なことを教わった気がします。
そして、自分自身の子育てについても振り返るきっかけになりました。
こんな風に、自然の中でのびのび子どもを遊ばせたいと思っていたはずだった。
そういう思いもあって田舎で暮らすことを選んだ。
でも現実は、疲れた、暑い(寒い)、汚れる、片付けが大変、買い物行かなきゃ、明日から仕事だし…
と、大人の都合で子どもを家に閉じ込めてしまっている日も多かった。
映画の中の子どもたちはとても生き生きとしていて、瞳がキラキラしていた。
原作者にとって、こんな風に過ごした子ども時代は宝物のような時間だったのだと思う。
過ぎた時間は取り戻せないけど、これからは息子との時間をもっと大切に過ごそう、と思いました。
息子が目を輝かせるようなものをたくさん見せてあげよう。
一度きりの子ども時代が豊かなものになるように。