~開業1周年を迎えて~
みなさん、こんにちは。Tokio Marine X公式note編集部です。
本日、Tokio Marine Xは開業1周年を迎えました。今回は1周年を記念して、開業からこれまでどのようなことに挑み、乗り越えてきたのか、社員全員に1年間を振り返って感じていることを語っていただきました。
激動の1年は山あり谷あり
ーー開業から1年、様々な記憶が思い出されると思いますが、印象に残っているエピソードを教えてください。
橘田 開業から1年、色々ありましたね。毎日とても忙しく充実していました。嬉しかったことや大変だったことなど様々なエピソードがありますが、一つ代表的なエピソードをあげるとすれば、開業初日のホームページ公開トラブルですね。事前にテスト環境では確認していたものの、いざ公開しようとしたところ、想定どおり遷移できず。ビジネスパートナーの皆様にもご協力をいただきながら全員で必死にリカバリー対応を行い、何とか公開することができました。1年間の準備期間を経て、いよいよ開業となった所で初日から想定外のトラブル。そんな出来事も今となってはとても懐かしい思い出です。
ーーそれは大変でしたね。どのような点で印象的だったのでしょうか。
橘田 どんなに準備をしていても、トラブルを完全に回避することはできない。起きてしまった際に、いかに影響を最小限にできるか、まさにリスク管理が大事であることを痛感させられた経験でした。前例がなく、それぞれが日々未知の領域にチャレンジしているTokio Marine Xにとって、リスク管理のセンスを磨き、様々なケースを想定してできる限り事前に備えておくこと、想定外の事態が発生した際に冷静で的確な対応ができる態勢を整えておくことの大切さに気づく契機となりました。
入門 懐かしいですね。私は2022年の4月からTokio Marine Xの開業準備に携わっています。当時は部長3名と社長しかおらず、正直「これで保険会社が運営できるのだろうか?」と思っていました。ビジネスパートナーとの対話や商品企画、システム開発、規程の作成等、特にはじめの3か月はかなり忙しかったです。その後は社員が2名増え、少しずつ組織が出来上がっていきましたね。開業後もビジネスパートナーと販売施策を検討したり、第2弾商品の開発や販売準備など、走り続けています。
橘田 日々大変ですが、その分これまでに感じたことのない大きな達成感、やりがいを感じることができていますよね。一人ひとりに任される裁量や責任が大きくプレッシャーを感じることも多いですが、この1年を振り返ると、これまでの会社人生の中で、個人としても、組織としても最速スピードで成長できていると感じます。
プレッシャーは時にネガティブに働くこともありますが、メンバー間でフォローし合うことで、このプレッシャーをポジティブに変えることができると思います。互いに思いやり、切磋琢磨しながら一緒に成長していく、そんなカルチャーを醸成し、みんなが思い切ってチャレンジできる会社にしていきたいですね。 小野寺さんにとって、この1年間はどうでしたか?
小野寺 なるべくコストをかけず、スピード感を落とさないために、とにかく自力でやれることを増やさなければいけない時期があり、それは苦労しました。既存商品の販売プロモーションにおいて、クリエイティブ作成、Webフロントエンド開発、広告入稿作業、効果検証など自分自身で勉強して行っていました。大変ではありましたが、1年経って振り返ると、自力でできることが非常に増えてきたと感じています。特にビジネスパートナーと対等に話すことができていると実感できた時は達成感も大きかったです。
横倉 私は2023年4月からTokio Marine Xのメンバーと一緒に働いていますが、大変なことが毎日更新されており、まだまだ山を登っている感覚です。最近も頂上が見えてきたと思っていたところ、実はまだ五合目だったっていうことに気づきました。一方、登ってきた道には確かな手応えを感じているとともに、その頂上を乗り越えることで見える世界や成し遂げられることもあると思っており、その達成感を信じてこれからもひたすら登っていきたいです。
自分達の選択を信じて突き進む
矢津 走っている最中に常に何らかの壁に直面しているような状況で、皆であれやこれやと相談をしつつ、様々な方法を試して一つずつ乗り越えていきました。前任者もおらず、何が正解かと自問自答を続けながら走り続けなければならない不安とリスク、プレッシャーを感じた1年でしたね。それらに打ち勝つための精神力が非常に重要だったと思います。
宮谷 私の大好きなスティーブジョブズ氏の言葉で、「点と点は最後にしか繋がらない」という言葉があるのですが、どれが正解かわからずやり続ける中で、今無駄だと思っていることや今やっていることが点をつくる仕事であったとしても、いつかはやってきたことは決して無駄では無かったと実感出来る瞬間が訪れると確信しています。
すべてがチャレンジでトライ&エラーを繰り返す会社なので、失敗を共有することやトライをしている時にも、どういう学びを得たのかということをみんなで論議しながら毎日積み重ねていくことが大切だと考えています。
ーー点と点が線になるだろうと信じてやり続ける胆力の源を教えてください。
矢津 自分たちがやっていることに根拠や拠り所を持つことでしょうか。何のためにとか何故やっているのかとか、そういうものがあるのとないのでは結構違うと思います。正解が見えないことをやり続けるという、前向きだけれど苦しいという状況の中で、自分たちで立てた方針に従って突き進むも、一旦立ち止まって振り返るも、全ての判断を自らの責任の下でできる、というのが醍醐味だと思っていて、それを楽しめることもポイントだと考えます。
入門 人生も同じだと思うのですが、自分たちの手で選択出来るというのが源だと思います。例えば「どういう保険商品を作るか」という点において、やろうと思えば自分たちで作ることが出来る、その選択肢を自分たちの手で増やせるという事が、思考の幅や思考の深さを広げてくれると思います。選択肢を自ら創出することができるという観点では、難易度が高いし経験値が必要なことも多いですが、自分で並べて自分で選択するからこそ、なぜその選択をしたのか問われた時に自分で責任が取れると思います。
ーー自分の選択を自分が一番信じるということが大切ですね。
桜本 私は2023年4月からTokio Marine Xに参画したため開業時はいませんでしたが、Tokio Marine Xに来て強く感じているのは、一人一人の担当領域が広いこと、そして、ビジネスパートナーや東京海上日動の社員と連携しながら、一つの商品を作り出して行くスピード感の凄さを目の当たりにしています。商品のリリースに向けて、短期間で開発から販売準備まで整えていくという、すごくチャレンジングな仕事を出来ていると実感しています。私はシステム開発を中心に担当しているため、何とかリリースに間に合うよう関係者と連携して開発を進めていきたいと思っています。
鈴木 桜本さんと同じく2023年度からの合流となりました。Tokio Marine Xは、大企業とは一味も二味も違う、大きな裁量、大いなる責任、自由な発想、とてつもないスピード感を体感できる、とてもやりがいのある環境だと思います。そのような環境下で自分たちがどのように時間を使ってどうすればお客様のために価値を生み出せるのか?なにが最善といえるのか?を考え続けることは、とても贅沢で楽しい時間であるとともに、常に悩みが尽きないタフな時間でもあります。産みの苦しみともいえるかもしれません。これからもそのような環境で仕事ができる時間を大切に思い、楽しむことを忘れずに、常に考え行動し続けたいと思います。
開業2年度目に向けた社長の決意
宮谷 開業初年度は、事業運営をする中で未経験領域の業務が多く発生し、もがきながらも多くの知見や経験を得られた年だったと思います。得られた知見や経験をしっかりと棚卸して、業務プロセスに落とし込み、新メンバーとともに経営理念に掲げていることに少しでも近づけるようメンバー全員で目指していきたいと強く想っています。
そのうえで大切なのは、“一緒に働くこのメンバーが働きやすい環境で働くことが出来ているかどうか”だと考えています。少数精鋭で限られた人数で業務運営をしていく上では、メンバー全員が最大限のパフォーマンスを発揮できて組織として高い成果を上げることが重要です。メンバーに余力があって遊びがあるからこそイノベーションが起こると思っており、社内起点だけでなくビジネスパートナーと共創することでその機会をたくさん創出し、イノベーションを巻き起こすような組織風土を醸成していきたいですね。
また、当社の独自の強みを活かしていくには、東京海上日動やあんしん生命との連携をよりスムーズに、強固にしていく必要がありますので、今まで以上にグループシナジーおよびグループ一体運営を意識していきたいですね。大それたことを言いますが、東京海上グループの価値を提供する入口としてTokio Marine Xがその存在感を打ち出すような仕掛けを創っていきたいです。
機動力と探求心を持ってチャレンジし、結果としてビジネスパートナーとの新たな価値創出につなげ、お客様にもその価値を感じていただける。そんな開業2年度目にするべく、それぞれが思っていることを自由に発言し、それを実現していくような仕掛けを、よりアグレッシブにやりたいですね。
Tokio Marine Xの2年度目の挑戦を是非、乞うご期待ください。
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