BTSの歌詞にみる、人に相談するということの危険性と希望。
こんばんは。今日もお疲れ様です。
相談支援の現場から、今日もお伝えします。
というか、前回の投稿から何ヶ月、間が空いたんだろう。
久しぶりのnoteで現場レポートも何もあったものではないのですが。
とりあえず。
最近、BTSの歌詞に心を鷲掴みにされた話から。
BTSは、ご存知のかたも多いと思いますが、韓国のアイドルグループで、米国ビルボードで1位になったダイナマイトという曲が世界的に流行り、アイドルには全く興味のないわたしも遅ればせながら彼らを知るに至りました。
彼らの『Magic Shop』という歌を聞いて、こんなフレーズがあることに心底驚きました。
全てをさらけ出して話しても
結局すべて傷跡になって戻ってくる
これは、まさに相談の現場で頻繁に起こっていることです。
「ここでなら話しても大丈夫」
「この人になら話しても大丈夫」
そう思って心の内を打ち明けても、
わかってもらえるとは限らず、
誰にも言わないと信じていたのに、
いつの間にか自分の秘密を他の人も知っていて、
陰でこそこそ言われていたり。
これを、2次被害と言います。珍しいことではないです。
相談の現場でも、人間を信じられなくなる瞬間は多々生まれているのです。
相談を受ける人も、生身の人間。決して神様ではありません。
BTSは、20代の若者アイドルグループでわたしには全く縁のない人たち。
でも彼らが書く詞は、誰もが思い当たりながら言語化されていないことを言葉にするからぐさりと胸に刺さってくる。
一体、どういう経験を経てこんな詞を書くに至ったのだろう。
悲しみと裏切りと嘘。
自分も弱くて、流される。
それでも人を信じたい。
相談の現場でも、日々、葛藤が続いています。
BTSに教えられたこと、人に心の内を打ち明けることの重さと危険性を肝に銘じながら
明日も人にしっかり向き合うことができますように。
# bts
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