カユピー

杜の都仙台在住。ジェンダーと対人援助の仕事に従事。忘れられない物事・人について綴っていきます。

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最近の記事

え、焼きそばに納豆ですか・・・、え、アントニオがだぶつき、ですか(穂村弘さん著『蛸足ノート』を読んで

おひさしぶりです。 ゴールデンウィーク最終日のきょう5月6日。 仙台はきのうまでのおひさまさんさん、雲一つない快晴の日よりから打って変わって、薄曇りで肌寒く風がひゅーひゅー吹いています。 あったかいんだか寒いんだか。 さて、NHKラジオで子ども科学電話相談を聴きながら書いています。 なかなかに思いがけない質問が子どもたちから繰り出され、回答者の科学者のみなさんもワクワクドキドキして答えておられるご様子。 鳥、鉱物、宇宙、心・・・謎と情報の振り幅が広い。 「お友達からこち

    • 損得感情。

      どうにもこうにも。 かれこれ7年間、ある大学の通信教育を続けている。3年次に編入したので、最短2年で卒業できるはずではあった。 それが、もう7年。ちっとも学習が進まない。 朝早く起きて課題をやろう、仕事から早く帰ってきて夜レポートを書こう。 そう思ってもまったく手につかないのである。 もう止めようかな・・・とも思う。一方でこれだけお金を投入したのだからと、諦めきれない気持ちもある。 行動経済学では、これを損失回避というらしい。 つぎこんだ投資(インプット)と、得た利益

      • 灌仏会 わたしが出会った仏のような人

        あれは、20年以上前。わたしが30代半ばの頃だっただろうか。 霞ヶ関の通信会社で派遣の仕事をしていた頃のことだから、おそらく34歳くらいだったと思う。 霞ヶ関にあるその通信会社は新興企業で、派遣会社から派遣されたたくさんの非正規雇用の人が働いていた。仕事内容といえば、新規事業の問い合わせ窓口で、いわゆるコールセンターのオペレーターだ。 当時はバブル崩壊の失われた10年のさなか。若い人たちの失業率が高く、とにかく男女問わず、派遣で働く20代から30代の人が急増していた。派遣

        • コンビニのお弁当が出来るまで&中国茶&ボラの私

          ハローCQ、CQ。 久しぶりの投稿です。 日曜日の午前中。洗濯機を回しながら思い出したことがありました。 いつだったかな。もう20年も前になるだろうか。 千葉県の市川市に住んでいたときのこと。 女性相談の仕事では生活が成り立たなかったので、深夜早朝のアルバイトをしていました。 千葉の湾岸には、コンビニのお弁当をつくる工場がたくさんあって、私もその工場の一つに出入りしていました。従業員はすべて女性でした。 日雇いではありましたが、一人ひとりにロッカーが割り当てられて

          問いかけ。それは心の引き出しを開ける鍵。

          ハロー  CQ CQ。 久しぶりのnoteです。 お元気でしたか? 私は、最近元気ではなかったです。 まあいろいろありますよね。 今日は職場で職員研修があって。 久しぶりに感情が動いたのでちょっとnoteを開いてみました。 今日の研修は、「自分がいる組織のパーパスとは」そして「今、私がこの組織にいる理由」という、いわばレーゾンデーテル、存在理由を問うようなテーマでした。 事前課題で、この問いに対する自分なりの回答を講師に提出してから、 今日に臨んだのですが。 正直きつ

          問いかけ。それは心の引き出しを開ける鍵。

          猫の失明

          今の職場で働き始めて早や17年目。 17年前の年の暮れに、捨てられた猫を引き取った。 次の年の2月にはもう一匹、捨て猫を迎え入れた。 里親さんから我が家にきたシーチキンというサバトラ猫が、そのもう一匹の猫である。計2匹と暮らして16年になるのだが、そのシーチキンが失明した。 なんというか 申し訳ないの一言しかない。 あれっ?と思う瞬間は幾たびかあった。床に落ちてる小さなゴミにいちいち目を近づけて確かめる。目の前に差し出した刺身の、位置を間違えてあられもない方向に手を

          空は買うことができない

          さてさて。 仙台は土曜日、日曜日、月曜日と、カラッとした晴天が続いていて、空には雲ひとつない。 一昨日の土曜日に大きい仕事の山をひとつ越えて、今日は久しぶりの連休でのんびり。洗濯機を4回も回し、衣類を干しまくり、掛け布団や枕など、思いつくものを手当たり次第に陽に当てた。猫たちも外に解放。お日様さまさまである。 未完の仕事を抱えた日々。あーあ、やっちまったなあと思うことの多い日常。ともあれなんとかこなしていく毎日。 ふと立ち止まる時間が必要だな。今日がその日なんだと思い

          空は買うことができない

          準備10割。そして仲間のありがたさ。

          終わった。 今年度の連続講座の1回目。 なんというか、後悔と完全な不完全燃焼感。 後輩やスタッフのケアに追われて、テクニカルの準備や自分の出番の準備が全くおそろかだった。 言い訳はきかない。 新型コロナウイルス感染症の感染拡大で、緊急事態宣言が私の街にも出てしまった。イベントは中止。だけれども、担当の連続講座は必要な事業だからということでオンラインと現地会場でのハイブリッド開催をすべしととなった。 やったことのないことを、やらなければならない。 その時点で、もっ

          準備10割。そして仲間のありがたさ。

          目が合って、その後の話

          (虫が嫌いな方はごめんなさい。スルーしてください) 目が合ってしまった。 数日前から、窓の外からこちらを覗いているのがいるなと気になってはいた。 サッシの端っこにとまって、丸い目でこちらをチラチラ見ていたのだ。 小さなアシナガバチだ。 そうしたら、いつの間にかベランダの隅っこに巣ができていた。 直径3センチくらいの薄い膜でできているラッパ型の巣には、4匹のアシナガバチが止まっていた。せっせと巣を大きくしているらしい。 はてさて。 どうしたものか。 ネットでグ

          目が合って、その後の話

          創作してしまうのである

          閑話休題。 自分でも驚愕することの一つに、願っていることをさもあたかも事実のように創作してしまう瞬間があるということがある。 薄々この傾向に気づいていたが、ついに職場の上司にこの癖、というか業を見抜かれてしまい、「見過ごせない」「許せない」「もう仕事を任せられない」「どう扱ったらいいか分からない」「どうしたらいい?」と詰問されてしまった。 そうだよね・・・。 思い通りにならない現実がもう我慢できずに、自分でストーリーを作って、それを現実化してしまえという、そんなやばい

          創作してしまうのである

          はてさて。思い浮かんだフレーズのメモ。 痛みを感じないように 夢の中に生きている 苦しみの意味をいつか諾う日まで

          はてさて。思い浮かんだフレーズのメモ。 痛みを感じないように 夢の中に生きている 苦しみの意味をいつか諾う日まで

          BTSの歌詞にみる、人に相談するということの危険性と希望。

          こんばんは。今日もお疲れ様です。 相談支援の現場から、今日もお伝えします。 というか、前回の投稿から何ヶ月、間が空いたんだろう。 久しぶりのnoteで現場レポートも何もあったものではないのですが。 とりあえず。 最近、BTSの歌詞に心を鷲掴みにされた話から。 BTSは、ご存知のかたも多いと思いますが、韓国のアイドルグループで、米国ビルボードで1位になったダイナマイトという曲が世界的に流行り、アイドルには全く興味のないわたしも遅ればせながら彼らを知るに至りました。

          BTSの歌詞にみる、人に相談するということの危険性と希望。

          2020年が暮れていく

          ただ、見ているしかない。 罪悪感と、無力感に押しつぶされそうになりながら、自分の持ち場を離れずにやるべきことを粛々とやってきた一年だった。 いま、飛び出したら確実に破綻する。 でも…。 支援に奔走している人たちのsnsを見て焦るばかり。できない言い訳は無限に探し出せるのだ。 宮地尚子さんの『傷を愛せるか』を読んでいる。答えを探しながら、振り返る年の瀬。 #noteまとめ2020

          2020年が暮れていく

          インドネシアのサクラ

          ジャワ島のブロモ山に登った話はだいぶ前にnoteに書いたけれど、中腹にある宿へ行く道すがらの話を今日は書けるかな、とふと思った。 さて、書けるかな。もう20年近く前の話だけれど。 ブロモ山は赤道直下にある高山で、中腹まではバス道が通っていた。 山道の脇には、見るからに柔らかそうなキャベツの畑が広がっていた。 年間を通して暖かく、霧のような雨がやさしく降るので、作物がよく育つらしかった。 バスには途中、日に焼けた肌の売り子さんが次々に乗り込んで来た。鉛筆やら、ノートやら

          インドネシアのサクラ

          詰め込みすぎた日々に静けさを

          ふう。今日も一日お疲れ様です。 雨の仙台。 朝、自転車で職場に向かう途中、土砂降りの雨に見舞われました。 雨合羽を着ていたから、濡れるはずはないと思っていたけれど、甘かった。 しっかりずぶ濡れでした。 それはさておき。 雨の中、自転車のペダルを踏みながらふと頭に浮かんだことがあります。 私は、静けさを欲しているんだ、ということ。 静かな世界。それはまるで洞窟の中の暗い静けさ。 誰もいない浜辺。 森の小径。 猫はいてもいいかな。 ある人が言い当てた私の本

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          感動の焼き魚定食に出会うの巻。

          ふう。やれやれ。今日もお疲れ様でした。 何とも、もどかしい日々です。 自分の仕事に自信を失いかけていて、これでいいのだろうかと悩むこと多々。 昨日は仕事が休みで、予約していた人間ドックに行き、その帰り道にふと惹かれて入った定食屋さんで「これぞ仕事」というお手本に出会いました。 河北新報の近くのオーガニック食品店「おひさまや」の軒並び、七郷屋というお店です。 忘れていたことを思い出させてくれたのは、一膳の焼き魚定食でした。 その一皿は、丁寧に、ひたすらお客さんのため

          感動の焼き魚定食に出会うの巻。