何も知らずからの介護 その2

はじめに父のことを書こうとしたのだが、義母の話を書いてしまい、そのままになってしまっていた。

また父の話を記しておこうと思う。

去年末まで続いた入院からお正月に戻ってきて、退院後だからとのんびりしていた。

しかし、認知症が進んでいるらしい所があり気になっていたので以前、父が、結構大きな額を投資していたのを思い出し、

思い切って止めたらどうかと言ってみた。

大きな額、と言っても世間からみたら大した額ではないかもしれないが・・・特別裕福ではない家庭なのに、ゆうちょ銀行にあるお金をほぼ全部投資信託に入れていると聞かされた時は本当びっくりした。

わざわざ外回りの営業の人が家に来て勧めたそうで、その時はまだ父も母もしっかりしている自信があったのだろう、私に相談しようとも思わなかったようだ。正直、しっかりしていたとしても、年寄りの家まで行って投資を勧めるってどういうことなんだろうと怒りが湧いた。

家まで行ったらわかるだろう、我が家がそんな余裕あるお金持ちの家でないってことぐらい!!

せっかく今まで、地道に貯めたお金なんだから、無理に増やさなくてもいいのに・・・

かんぽ生命の保険の不適切な販売問題のニュースもあったし、不信感で一杯だった。


とにかく、その投資の話を後から聞いた時、なんだか悔しかったのだが、両親のお金、両親の好きなようにするしかない、と思ったので忘れることにしていたのだが、もうそろそろ、止めてもいいのではないか、

そう思って聞いてみたが、取り合ってくれず、ケンカしそうになってしまった。話がかみ合わないとつい私もキツイ言い方になってしまうので、父もそれに対して言い方がひどくなる。父が自分の考えを変えることはないんだ、そう思っても、つい言ってしまう。失敗だった。

ゆうちょの投資信託と言っても、ゆうちょが運用しているわけではなく、ゆうちょが販売しているだけで、別の投資会社のもの、と言ってもあまり理解してもらえなかった。お年寄りの郵便局への信頼度の高さを感じる。

それと、解約するのにわざわざ郵便局にいくのが面倒だとか・・・💦

なんとなく大金を預けている割には悠長だなぁ・・・と呆れた。


そのすぐ後のこと、

コロナ感染がひどくなってしまい・・・投資したものの評価額がどんどん下がってしまった・・💦

下がってから、やめると言い出したので、どうしようかと今度は私が迷ってしまったのだ💦

えぇ〜今?

なんなら、元に戻ってからでも・・・💦と、つい、自分のお金のように考えてしまったのだが、いや、これは両親のお金、そして前々から、もう投資はしなくて良いよ、と言い続けていたのだから・・・

郵便局に電話してみたら、営業が自宅に来てもらえるということで、(親は解約は少し遠い、本局の郵便局に行かなくてはならないので面倒と思っていた)散々話を聞いて色々考えた結果、評価額は下がっても処分することにしたのでした。

評価額は下がって、その時はものすごく損が出たのだけれども投資をしていた何年かの間には配当もあったので、全体的にはそれほどではなく、少しは増えていたようなのと、父が解約の為に署名するのにもたどたどしいのを見て、やはりやめたいと言った時にやめて良かったのかも、と思った。

ここで、念のため、

ゆうちょの営業さんが決して悪徳とはいいませんが、お年寄りに大きな額の投資は勧めないで欲しい。

しかし、ゆうちょの外回りの営業は郵便局にいくのが面倒なお年寄りの為なんでしょうか?

我が家に外回りの営業が訪ねてきたことは一度もありません💦




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