認知症の始まりを察知するのは難しい
🙆私の義母のこと
引きこもりがち
家事をやりたがらない
同居している義父の文句をよく言う
この程度から始まっていたように思うのだがそれくらいのことだと息子(夫)からみるといつもの様子だと言う。
わがままだから、いつも昔からこんな感じだと。
しかし、あるとき、「目が見えない」と言い出して、(今思えばこの時点で眼科への受診を勧めるべきだったのだが、その点については私はあまり関与していなかったため)夫は母親にメガネを新しく買ってあげていた。
しかし、新しく買ったメガネは全く使ってもらえず、そのまま過ごしていた。
目が不自由な状態で歩いて、もともと膝の調子が悪かったのだが、段差などがわからず足をさらに悪くしてしまっていた。
夫はわざわざ新しく作ったメガネを使ってくれなかったことに多少イラついていたが、ここで、ようやく眼科への受診となった。
原因は白内障であった。
大学病院で両目を手術するに当たり、入院と言うことになった。ここで、義母は自分で自費の差額ベッド代がかかる部屋を選択、「どうせ入院するならのんびりさせてもらおうかと思って・・・」などと言っていたので、ずいぶんしっかり、ちゃっかりしているなぁ💦と思っていたのだが、
自分の不快な症状をうまく伝えられない、自分から病院へ行くのを億劫がるというのは今思えばそれが認知症の始まりだったかもしれない、、少なくとも認知症を引き起こしやすい要因になるのではないか・・・?
とはいえ、義母は普段から、「自分は健康」と言う自覚はあまりなかったようで、常にどこかしか不調を感じていた様子。サプリメントなどの健康食品には興味があり、何かと飲用していたり、整体やマッサージも利用していた。多少の体の不調は当たり前と思っていたのかもしれない。しかも病院がとても苦手ということもあったので、本人の性格によるところも多かったように思う。
普段からとても元気だった人ならわかりやすいのかもしれないが、そうでない人は、少しずつ悪くなっているのは体なのか、心なのか、そのような判断も難しいのではないかと思う。