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【未だにラジオ体操が苦痛】病院で助けを求めたらラジオ体操を処方された女の26日目

25日が経ったからといって、特別な何かが劇的に変わるわけではない。今日も私は、いつものようにラジオ体操をするだけだ。ラジオ体操を始めてから2週間が経過しているという事実はあるけれど、それが何かしらの変化をもたらしているかと問われれば、答えに詰まってしまう。


正直なところ、今でも1日の終わり頃になると、心の中で「しかたないから…」と渋々体を起こし、ラジオ体操に向かう。体が重くて、心も重い。何度か「今日はやらなくてもいいんじゃないか?」というささやきが頭をよぎるけれど、最終的にはその声を振り払って、なんとか立ち上がるのだ。


何かが変わってきている、と感じることは、noteを書いているときにはある。文章にすると、小さな変化や自分の前進が少しずつ見えてくる。だけど、日常の中で実際にラジオ体操をやる時には、そんなポジティブな気持ちはどこかに消え去ってしまう。ただ体を動かす苦痛な時間が続くだけだ。


「これって、いつになったら楽になるのだろう?」


そんな疑問が、ふと頭をよぎる。私はいつになったら、ノーマルのラジオ体操をスムーズにできるようになるのだろうか?リズムに乗って、軽やかに体を動かせる日が来るのだろうか?今の状態では、そんな日は永遠に来ないのではないか、という不安が心の片隅に残っている。


それでも、私は今日もまたラジオ体操をする。日々の繰り返しの中で、「この努力がいつか実を結ぶはずだ」と信じている自分がどこかにいるからだ。苦痛に感じる時間が続いても、その先には少しずつ元気になっていく自分が待っているのではないかと、心の中で思っている。


けれど、毎日のラジオ体操が楽しいと感じる日が来るのかは、正直言ってわからない。私はまだ、心の底から「ラジオ体操っていいな」と思える段階には達していないし、日々の中で無理に体を動かすことが辛い。だけど、これを続けていれば、もしかしたらその日が来るのではないか。そう思っている自分が、どこかにいる。


そうやって疑問を振り払いながら、今日も私はラジオ体操をするのだ。



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