100日後(年末)には元気になる予定の女

マイコプラズマ肺炎や喘息で体力を失い、治療と仕事に追われる日々を過ごす中、呼吸トレーニングを始めました。100日間で少しでも体力を取り戻し、同じ悩みを抱える方々に元気を届けたいです。

100日後(年末)には元気になる予定の女

マイコプラズマ肺炎や喘息で体力を失い、治療と仕事に追われる日々を過ごす中、呼吸トレーニングを始めました。100日間で少しでも体力を取り戻し、同じ悩みを抱える方々に元気を届けたいです。

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【実は1日目?!】病院で助けを求めたらラジオ体操を処方された女の7日目

呼吸トレーニングを始めて、今日で1週間が経った。信じられないことに、今日は「声が出る日」だった。いつもとは違って、朝から喉の調子がよく、声が滑らかに出ている。私はこの「声が出る日」を迎えたことに、少しだけホッとした。 実は、今日、ある行動を起こした。それは、このエッセイ「病院で助けを求めたらラジオ体操を処方された女」を書き始めたことだ。私はこのタイミングで、ようやく自分の経験を形にして伝えたいと思ったのだ。何がきっかけだったのかといえば、「ラジオ体操もできない私が、呼吸トレ

    • 【今日は休みだ…】病院で助けを求めたらラジオ体操を処方された女の57日目

      朝からどうにも体調が優れなかった。起きてみるものの、頭はぼんやりとしていて、体は鉛のように重い。やる気というものがどこか遠くに行ってしまったようだった。 本当なら今日は接骨院に行く日だった。さらに、午後には楽しみにしていたイベントも予定されていた。それなのに、私はすべてをキャンセルすることにした。キャンセルのボタンを押すとき、「これでいいのだ」と自分に言い聞かせる。それが今日の私にとって最善だと信じたかった。 結局、1日中布団と友達になることに決めた。枕に顔をうずめ、毛布

      • 【残り30日になったら…】病院で助けを求めたらラジオ体操を処方された女の56日目

        残り30日。そう考えると、何か頑張ってみたくなるのが人間の性だろうか。 これまでも何度か「何かやってみようか」と思い立ったことがある。呼吸トレーニングを始めたときも、ラジオ体操を始めたときも、そんな気持ちだった。けれど、そのたびに頭をよぎるのは、「今の自分にこれ以上何かを増やして本当に大丈夫か?」という慎重な自分の声だ。 それでも、何かしらチャレンジしてみたくなる。今度は何がいいだろう?やっぱり運動系かなぁ。運動は、目に見えて効果が現れる分、達成感が得られやすいからいいか

        • 【ダイエットするか、しないか…】病院で助けを求めたらラジオ体操を処方された女の55日目

          最近、部屋の片隅で眠っていた本を発掘した。タイトルは「スリム美人の生活習慣を真似したら1年間で30キロ痩せました」。なかなか衝撃的なタイトルだ。しかも、何度か読み返している記憶がある。だが、正直に言おう。実行には一度も移していない。 本を手に取るたびに「なるほど、確かにこれなら痩せるかも」と感心して、ページをめくる。けれど、読み終わる頃には「まぁ、でも明日からでいいかな」と結論づける自分がいる。これを何度繰り返してきたことか。自分でも驚くくらい、この本は「読み物」として楽し

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        【実は1日目?!】病院で助けを求めたらラジオ体操を処方された女の7日目

          【元気になってますよね?】病院で助けを求めたらラジオ体操を処方された女の54日目

          「元気になってきているんだよね。」 このフレーズ、何度この日記で書いただろう?でも、書けば書くほど実感がわいてくる。だって、元気になってきているのだ。本当に。 その証拠に、最近仕事を休んでいない。…いや、ちょっと待ってほしい。わかっている。仕事を休まないことなんて普通のことだ。それができる人から見れば、「だから何?」と思うかもしれない。だが、私にとっては大きな一歩なのだ。 だって、以前の私は毎月ギリギリの綱渡り生活だった。仕事に行けばフラフラ、帰ってきてはバタンキュー。

          【元気になってますよね?】病院で助けを求めたらラジオ体操を処方された女の54日目

          【睡眠大事🛌】病院で助けを求めたらラジオ体操を処方された女の53日目

          体調を崩してから、私はずっと「8時間睡眠」を守り続けている。これだけは崩せない。朝6時過ぎには目を覚まそうと思うと、必然的に22時には布団に入ることになる。これが私のルールだ。 その結果、どうなるかというと…テレビが見られないのだ。特にドラマ。大抵のドラマは22時からの放送だ。以前なら、夜遅くまで起きてドラマを見て、翌日ちょっと寝不足になっても構わないと思っていた。だけど、今の私はそんな余裕がない。睡眠時間を削るのは自殺行為だ。だから、ドラマは録画するしかない。でも、録画し

          【睡眠大事🛌】病院で助けを求めたらラジオ体操を処方された女の53日目

          【元気の証明💪】病院で助けを求めたらラジオ体操を処方された女の52日目

          気がつけば、この日記も52日目。50日を越えたあたりから、ふとこんなことを思うようになった。 「そろそろこの日記、終わりにしてもいいんじゃない?」 体調は確実に良くなってきたし、ラジオ体操も続けている。最初は何もかもが辛くて、ここに書き綴ることで自分を奮い立たせてきたけれど、最近では少しずつ余裕が出てきた気がする。 だけど、どうやって終わればいいのか。そこが問題だ。 思えば、私は以前「元気とは何か?」がわからなくて、無理やり基準を作ったことがある。「マラソン大会で10

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          【テレオペ必須能力☎】病院で助けを求めたらラジオ体操を処方された女の51日目

          月をまたいでから、私の仕事に小さな変化が現れた。驚いたことに、今まで苦手だったマルチタスクが少しずつできるようになってきたのだ。もちろん、急にすべてが完璧にこなせるわけではない。でも、以前は「これ、無理!」と思っていたことが、できるようになったという実感がある。 具体的には、電話対応が終わった後に履歴を書き終えるという作業だ。これが以前の私には非常にハードルが高かった。電話対応をしながら次のことを考える余裕なんて全くなかったのだ。しかし最近では、話をしながら自然と頭の中でま

          【テレオペ必須能力☎】病院で助けを求めたらラジオ体操を処方された女の51日目

          【㊗️50日目】病院で助けを求めたらラジオ体操を処方された女の50日目

          気づけば、体調改善を目指してから50日が経っていた。50日…こうして日数にしてみると、意外と長い道のりを歩んできたのだなと、少し感慨深い気持ちになる。もちろん、昨日の飲み会で受けたダメージはまだ残っていて、体は少し重いけれど、それでも「かなり元気になっている」と感じている自分がいる。 最初の頃を思い出すと、正直ここまで続けられるとは思っていなかった。体は鉛のように重く、ちょっとしたことで疲れ果て、日常の何気ない動作すら辛いと感じていた日々。そんな私が「毎日ラジオ体操を続けよ

          【㊗️50日目】病院で助けを求めたらラジオ体操を処方された女の50日目

          【地獄の次の日…】病院で助けを求めたらラジオ体操を処方された女の49日目

          今日は、昨日の飲み会の疲れが体の奥底にまで残っている。いや、正直に言えば、これは単なる疲労ではない。精神的に受けたダメージが、そのまま体調に影響を及ぼしているような感覚だ。こんなにも心の状態が体に反映されるものなのかと、自分でも驚いてしまう。 まるで、せっかく積み上げてきたものを全て手放してしまったかのようだ。ここまで続けてきたラジオ体操や日々の努力が一瞬で崩れ落ちたような、そんな無力感が重くのしかかる。体は鉛のように重く、動かす気力がわいてこない。朝起きて、何度も仕事を休

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          【飲み会の結果は…】病院で助けを求めたらラジオ体操を処方された女の48日目

          なんというか…本当に、言葉にならない。楽しみにしていた飲み会の結果を先に言ってしまえば、最悪だった。 恩師に会えたこと、それだけは確かに嬉しかった。長年の時を経て、久しぶりに顔を合わせ、笑顔で言葉を交わすことができた。でも、それだけだった。恩師に会えた瞬間が唯一の救いで、そのあとの飲み会の時間は、まるで静かに広がる地獄のように感じたのだ。 そこは「安全な場所」ではなかった。少人数の飲み会にもかかわらず、会場に流れていたのは不穏な空気だった。ひとつのテーブルを囲んでいながら

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          【明日は飲み会🍻】病院で助けを求めたらラジオ体操を処方された女の47日目

          明日は楽しみにしている飲み会がある。恩師やかつての仲間たちとの同窓会のようなものだ。久しぶりに顔を合わせる人たちと語り合う場を思うと、自然と心が浮き立つ。こうして、明日のことを「楽しみだ」と思えるのは、私が元気を取り戻しつつある証かもしれない。 思い返せば、体調が悪いときは、飲み会の話を聞いても、参加するどころか「元気な人が集まっているところに自分が行っても場違いかも」と感じることもあった。心が晴れないまま、どこかで「元気だったらな」と感じる自分がいた。 しかし今、明日の

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          【ノーマルは早い…🤸】病院で助けを求めたらラジオ体操を処方された女の46日目

          ノーマルバージョンのラジオ体操は、想像以上にリズムが早い。悪く言えば、今までのリラックスバージョンがいかにのびやかだったかを思い知らされる。もちろん、そのゆったりとしたペースには安心感があったし、体を無理せず動かせるのも嬉しかった。しかし、ノーマルバージョンに切り替えた途端、同じ動作をしているはずなのに、まるで違う運動に感じてしまうのだ。 「たかがテンポが早くなったくらいで、どうしてこんなにしんどいのか?」 動き出してすぐにその差を感じた。今までのリラックスバージョンは、

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          【とうとうバージョンアップ!】病院で助けを求めたらラジオ体操を処方された女の45日目

          月が変わり、私は静かに達成感をかみしめていた。なんと、この1ヶ月間、ラジオ体操をやり続けてきたのだ。始めたばかりの頃の自分に、この姿を見せてあげたい。正直、ここまで続けられるとは思わなかった。最初は、「無理だ、これは続かない」と思っていたのだから。 ただ、こうして日記に書き記している以上、なんとかやり続けなければと自分を奮い立たせてきた。そして、その努力が少しずつ実を結んでいるのだろうか?なんとなく、体も心も少し元気になってきている気がする。 そんな自分を褒めたい気持ちを

          【とうとうバージョンアップ!】病院で助けを求めたらラジオ体操を処方された女の45日目

          【朝の物語、後編🍚】病院で助けを求めたらラジオ体操を処方された女の44日目

          私は静かに席に座っていた。ここは揚げ物の店、松のや。通常の定食屋では、朝から揚げ物を出すところは少ない。そのせいか、過去には揚げが甘く、中途半端な状態で出てきた揚げ物にがっかりしたこともあった。しかし、ここは違う。もう一度言う、ここは揚げ物の店だ。 そんな期待とともに、私は待っていた。やがて店員さんが白飯、豚汁、そしてアツアツのアジフライを運んできた。添えられたキャベツの千切りとポテトサラダがさりげなく朝定食の完成度を引き立てる。私はたまらずに、豚汁とアジフライを選んだ自分

          【朝の物語、後編🍚】病院で助けを求めたらラジオ体操を処方された女の44日目

          【朝の物語、前編🍚】病院で助けを求めたらラジオ体操を処方された女の43日目

          朝、私は地元の駅に降り立った。博多から夜行バスで一晩かけて戻ってきた体はまだ少し眠気が残っていたが、それ以上にお腹が空いていた。予想以上にバスで寝ることができたせいか、気分は高ぶっていて、何かしっかりした朝ごはんを食べたくなっていた。 電車に乗りながら、頭の中で考える。「この時間に食べられる朝ごはんって何があるだろう?」マクドナルドの朝マックが思い浮かんだが、なんだか今はファストフードな気分じゃない。せめてコメダ珈琲とか、松屋の朝定食とかがいいかもしれない…と、考えれば考え

          【朝の物語、前編🍚】病院で助けを求めたらラジオ体操を処方された女の43日目