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【すでにラジオ体操が嫌になっている…】病院で助けを求めたらラジオ体操を処方された女の15日目

ラジオ体操が嫌だ。いや、正確に言うなら、もうやりたくないと思ってしまった。2日目にして、すでにやる気がなくなってしまったのだ。その理由は非常に明確だ。

しんどい。

仕事で疲れ切った体に、さらに鞭打つようにラジオ体操をするのは、私にとって非常に辛い。体が疲れ切っている状態で、無理に動かすと、そのしんどさが倍増するのだ。心の中で「頑張ろう」と思っていても、体は正直だ。動かすたびに疲れがじわじわと広がっていくのが分かる。ラジオ体操を始めるたびに、「本当にこれで元気になるのだろうか?」と疑問が湧いてくる。

ポップなテンポが嫌だ。あの明るく軽快な音楽が、仕事で疲れた心には、まるで逆効果のように感じられる。私の気分を無理やり元気にさせようとするかのようなテンポが、逆にストレスを感じさせてしまうのだ。
スローなリラックステンポも嫌だ。ゆっくり動くことでリラックスできるはずなのに、私は逆にイライラしてしまう。スローテンポのラジオ体操は、私にとって余計なストレスを増やすだけの存在になってしまっている。

結局のところ、私の本心はラジオ体操をしたくないのだ。これがすべての問題の根源だと思う。心の奥底では、ラジオ体操をすることに対して抵抗感があり、体も心もそれに素直に反応している。やりたくないことを無理にやるのは、誰だって辛い。私もその一人だ。

しかし、だからといって簡単に諦めることはできない。なぜなら、ラジオ体操は先生に処方された運動だからだ。そして何より、私は元気になりたいからやっているのだ。このまま体がしんどい状態で過ごすのは、もう嫌だ。だからこそ、少しでも元気になるために、ラジオ体操を続ける必要がある。

「ラジオ体操って楽しい!」そう言える日が来るのだろうか…。正直言って、今は想像すらできない。むしろ、ラジオ体操が苦痛で仕方ないのが現状だ。それでも、続けていけば何かが変わるかもしれない。少なくとも、続けなければ何も変わらないだろう。

2日目にしてすでに挫折しかけている自分を責めることはしない。体も心も疲れているのだから、そう感じるのは自然なことだと思う。大事なのは、それでも一歩踏み出していること。どれだけ嫌でも、ラジオ体操を始める前に「やるか…」と気持ちを奮い立たせている自分がいる。それが今の私にとっては大きな一歩だと思いたい。

いつか本当に、「ラジオ体操って楽しい!」と思える、そんな日が来るのなら、今のしんどさも報われるかもしれない。だけど、今はただひたすら続けるしかない。どれだけ嫌でも、しんどくても、体を動かすことで少しずつ元気を取り戻していくことができると信じて、私はラジオ体操を続けるつもりだ。

心の中ではまだ葛藤があるけれど、それでも私は諦めない。少しずつでも、元気になるために、またラジオ体操を始めようと思う。

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