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【これ以上の痛みはやめて!】病院で助けを求めたらラジオ体操を処方された女の17日目

まさか…まさかだ。こんなことが起こるなんて、私は夢にも思わなかった。


それは、朝のゆったりとした時間に起こった。寝床でゴロゴロしながら左肩を下にしてスマートフォンを見ていたとき、突然、鼻がムズムズしてきた。「くしゃみをしそうだな」と思った瞬間、案の定、くしゃみが出た。普通なら、それで終わりのはずだった。


だが、その瞬間、左肩甲骨と肋骨の間に鋭い痛みが走ったのだ。痛みのあまり、一瞬息が止まりそうになった。「えっ、くしゃみで?!」と頭の中でパニックが起こったが、どうにもこうにも痛い。痛みはズキズキと波のように繰り返しやってきて、私は何が起こったのか分からなくなった。


もう、これ以上はやめてくれ…。


そう心の中で叫びたくなるような出来事だった。まさかくしゃみで左肩の肩甲骨あたりを痛めるなんて、想像もしていなかった。体のあちこちに不具合が出ている中で、さらにまた新たな痛みを背負うことになるなんて、正直「勘弁してよ…」という気持ちだった。


幸い、今日は接骨院に行く日だったので、すぐに先生に診てもらえることになった。診察室で「先生、やっちゃいました」と報告すると、先生はため息交じりに「なんかヤダ。聞きたくない(笑)」と言ってくれた。その軽いやり取りに、少しだけ心が和んだ。先生のこういうやり取りが、私には本当にありがたい。なんだか少しホッとした気持ちになる。


診察の結果、どうやら肋骨の骨折はなさそうだということだった。正直、ホッとした。これ以上、何か重大な問題を抱えるのはもう勘弁してほしいところだったので、骨折ではないという診断には少し救われた気がした。痛みはあるけれど、あとは時間が薬だということだった。日にちが経てば、自然と治るだろうとのことだ。


「良かった…」と心の中で何度も呟いた。さすがにこれ以上のトラブルは本当に無理だったからだ。今の自分には、これ以上何かを背負う余力がないと感じていた。


夕方になる頃には、痛みも少し引いてきた。これならラジオ体操もできそうだと思い、再び立ち上がった。正直、まだ少し痛みが残っているものの、動けないほどではなかった。ラジオ体操は辛いものだが、それでもやらないよりはマシだと思い、何とかやり遂げた。


しかし、こんな毎日が続くのだろうかと、ふと考えてしまう。人生って辛いものだな…。本当にそう思う。体調を整えるために努力しているのに、また新しいトラブルが次々とやってくる。心も体も休まる暇がない。けれど、何とかして前に進むしかないのだ。痛みを感じながらも、私は再びラジオ体操を続ける決意を固めた。嫌だけど…。



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