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2020/01-03

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年男その1
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2020年2月の記事一覧

-水路-

昨日までに すごい量の雨が降った。 家のすぐ近くの小川は、 明らかに水かさが増していた。 ケイコはその小川の土手で いつものように遊んでいた。 すごい勢いの流れだなあ とケイコはじっと川を見つめていたが、 何か引き寄せられるかのような 錯覚も覚えた。 昼過ぎにはよく晴れて、 近所のマナブと駆けっこをしていた。 ケイコは活発な女の子で、 兄トシアキの影響もあってか 木登り、水泳、虫取り なんでもやった。 当然、マナブとの駆けっこでも いつもケイコの方がはやかった。

『DEPARTURES』

以前、 自分はヒップホップしか 聴かないとかなんとか 抜かしていたけど、 あれは真っ赤な嘘だ。 最近は、 小学生、中学生だった時分の 90年代の j-pop を好んで聴いている。 『DEPARTURES』 は1996年1月1日に globe が出した4枚目のシングルで、 愛が夢を邪魔する 夢が愛を見つける やさしさが愛を探して あなたが私を選んでくれたから というラストのサビ前の 歌詞が秀逸。 当時 『Can't Stop Fallin' in Love』 という7

-宛先人不明-

夏にクラブでゆかりと知り合った。 ゆかりと一緒にいると ユズルは気持ちが和んだ。 ただちょっと 刺激に欠けるところは お互いにあったかもしれない。 ゆかりは19歳の短大生で、 冬から春にかけて就職活動を控えている。 対してユズルは大学3年生だが、 大学院に進学しようとしていたので 仕事探しはあまり現実的ではなかった。 12月にユズルはふられる。 ゆかりは就職活動に専念したいとのこと。 ゆかりはとても真面目な性格だったから、 ユズルは何も言うことができなかった。 翌

school life

最近、少し時間がある時 スマートフォンの Google マップを じっと見ている。 昔から地図は好きだったのだが、 地図を見ていると 無数の学校があることに 気が付く。 小学校は地元の 平和なところへ通い、 その後 親のススメもあって 中学受験をすることにした。 以前にも書いたが、 通塾するものの 授業を受けて 週末テストではきだすだけで だらだらとやっていただけだ。 その頃から 自宅の納戸に置いてある ぶ厚い”学校案内”なるものを 見ては、 「この中学はこれこれの場

ひとづきあい 2

昨日の昼休みは、 たくみと ゆーすけと 一緒にとった。 久しぶりに定食を頼んだけれど、 僕が話に夢中になって、 結局食べ終わるのが びりけつになってしまった。 たくみが 「お前、よくしゃべるなー」 と言うので、 「お二人という受け皿があって はじめて成り立つことです」 と返した。 「この人たちが相手だと なんか話しやすい」 というのは、 とても大事なことである。 相手側がそれ相応の うつわを備えている、 ということだ。 昼休みだから ゆっくりしたい、 という人もいるだ

真贋

10年前はよくわからなかったけど。 仕事でも 学校でも プライベートでも 人の上に立ちたがる人っているけど、 僕の経験からすると こういう人は ほぼ偽物とみて間違いない。 本物はこういうことをしない。 そんなことには興味がないのだ。 塾講師をやっている時も 結構こういう講師がいた。 個別指導の狭いブースの中で 「先生はー!、 ~~でー!、 ・・」 大きな声で 生徒に向かって 喋っているけど、 正直何を言っているのか よくわからない。 こういう大学生が 教職に就くの

時を刻む

洋服も好きだけど、 靴とか時計とかも やっぱり好きだ。 外に出かける時は 腕に時計をつける。 そのくせ、 食事時は だいたい腕から外す。 しばられている感が どこか嫌なのだ。 時間管理は 昔から僕の課題であって、 (マイペース感が否めず 急ぐのが苦手なのだ) 仕事がある日もない日も 腕時計がないと なかなか落ち着くことができない。 だけど、 これって どこかおかしくて、 中世ヨーロッパに現れた時計よりも 人間の方が先に生きていたはずなのに、 いつのまにか 人間がつくり

ディフェンシ部

攻撃を仕掛けるには まずは守備から。 中1で軟式野球部に入り、 顧問の先生が 「おいお前ら。好きなポジションにつけ!」 と部員に対して言った時、 内野はショート、セカンドの 人気が高かったので、 あまり人が集まっていない ファーストのベースに 身を寄せることにした。 (この頃身長が150cmに満たなかったので はっきり言って無謀である) キャッチャーは 大変そうだったので 回避した。 (中学高校の野球は キャッチャーの出来で ゲームが決まる) ファーストのポジションは

-心移り-

同僚のミカちゃんのことが さとるの頭から離れなくなった。 ミカちゃんは さとるよりも年齢が八つも下だが、 とてもしっかりしていて、 それでいてどこかのんびりなところがある。 現在の職場になってからというもの、 ミカちゃんはさとるの関心の的ではあったが、 彼女には長年付き合っている彼氏がいる。 とてもハンサムな男だ。 さとるは思った。 そりゃあ、かわいい子を 他の男は放っておかないだろうに。 こうも思った。 あの子にきちんとした彼氏がいるからこそ、 こちらとしても 気安

身体感覚

また久々に 自室のプレステ4で ウイイレ2020を始めてみた。 夏に購入して以来 ちょっと放置していたけれど、 手先の感覚というのは 素晴らしいものがあって、 3試合くらいやったら そこそこ慣れてきた感じだ。 先日、 東京駅近辺に行ったついでに 塾講師時代の後輩えみちゃんの 写真展にも足を運んでみた。 彼女がどういうものを 被写体にするのか 興味があったけれど、 僕の想像を超えたもので 結構感服してしまった。 青、茶、白 を基調とした写真で、 力強さと静けさが同居して

Run The Night

この前 仕事終わりの夜に かの”有楽町界隈”を散策した。 それなりに楽しかったが、 探しものは見つからなかったようだ。 高架下の飲み屋街は やはり若い人が多く、 女の人は一様に 高いヒールを履いていた。 ハイヒールが 嫌いなわけではないが、 そこまで高く 背伸びしなくてもいいのにな、 と思う。 逆に、 靴を脱いだ時の身長が 気になってしまう。 僕自身は あまりボリュームのある靴が 似合わないので、 ソール部分は必然的に 薄めになる。 それはそれで 足への負担もかかるの

スーパーオリジナル

十月十日の超特注か。 大学生の時とか もっと若い時は、 自分を誰かにカテゴライズされるのが 嫌で仕方なかったが、 よくよく考えれば 僕自身もやっていたことで、 「ああ、この人はこういうタイプか」 という具合に どこかで他人を分類して 自身をディフェンスしていた。 嫌で仕方がなかった というのは、 ある意味 自分に自信がなかったのだろう。 (いまだってそんなにあるわけではないが) いまは誰かに 分類されようがされまいが 正直どうでもいい。 いやむしろ 分類されるというの

よむということ 2

高校生の時、 予備校の現代文講師がしきりに言っていた。 文章を「俯瞰」しろと。 俯瞰(ふかん)というのは、 高い所から見下ろすことだけど、 要するに 全体を広く把握すること。 実はこのことは、 日々生活する上で 最も大事なことなのではないかと。 職場でも、 仕事ができると思われる人は 絶対にこれが出来ている。 ポイントを押さえているのだ。 逆に 後輩がついてこない 先輩というのは、 周りを見ることができていない。 どんなにドリブルの技術が高くても、 スペースの有

anniversary

この前 母が68回目の誕生日を迎えた。 洋服と スズランの花と キルフェボンのタルト を渡した。 これでも 昨年より出費は少ない。 1月は両親の 結婚記念日もあった。 父親と母親は そんなに仲が良くない。 それなのに一応 子供が3人いる。 どちらかというと 子供3人のうち 姉→父親似 僕→母親似 弟→父親似 母親はよく 父親との結婚生活について 愚痴をこぼす。 僕は 「あなたが決めたことでしょ。 文句ばっかり言うなよ」 となじる。 僕のところは 性別役割分業が