待合室でゆれる女性『実録!障害年金への道⑬』
皆さんは、病院の待合室って好きですか?
私はあまり得意じゃありません。
見知らぬ人間が一つの箱の中で、座り続けるあの空間……
独特な緊張感に満ちている気がします。
混んでいる病院だと、数時間待たされることもしばしば。
本を読む気力も湧いてこないし、
スマホを弄るのも何となく憚られる。
しかも、診療でこれを言おう、あっ、あれもなどと頭を巡らせているので、妙に背筋が伸びているといいますか。肩が凝るといいますか。
なので、メンタルクリニックに通い始めた当初は、待合室に足を踏み入れる度に謎の緊張感に襲われていました。
敷居が高かったのもありますし、心に問題が生じない限り一生足を運ぶことのない場所だと思っていたので。
うつ病は心の風邪なんて言いますけど。現実は、そんな簡単なもんじゃないですよね。寛解なんて、ほとんど聞いたことのない病気だし。
あっ、風邪って特効薬がないんだそうですね!
風邪を治す薬を発明したら、ノーベル賞ものだと聞いたことがあります。
誰か発明して欲しい、風邪の特効薬。
でも、メンタルクリニックの待合室って意外と静かですよね。
精神疾患を抱えた患者さんが通う病院なので、一体どんな場所なんだろうとソワソワしたものですが、他の病院の待合室より静かで拍子抜けしたほど。
耳鼻咽喉科なんて、混んでるしガヤガヤしているし……
小さいお子さんが多い科は、どうしても賑やかになりますよね。
その点、メンタルクリニックの待合室は、基本的に静か。
私もうつ病最高潮の時は、とにかくだるくて待合室の椅子に横たわりたい気分でした。虚ろな目で座っているのが、やっと。
ああ、そっか。
そういう人が多いから、待合室が静かなのかもしれない。
みんな横になりたい気分なのかも。
心のコンディションが悪い時って、外出も診療も辛いですよね~。
今日も、メンタルクリニックに行ったんですね。薬を貰いに。
メンタルクリニックって初診の予約が取れないのは有名だと思うんですけど、通い始めてからも待合室では結構待たされますよね。
私の病院は予約を取った時間から、30~60分は待たされます。
薬局もその位待つので、病院通いって本当に大変だなあと毎回思いますね。
話は戻るのですが、メンタルクリニックの待合室で待っている時に、なーんか妙な視線を感じて、フッと顔を上げたんですよ。
そうしたら、私の視界の先に、
腰まで届く長い黒髪、透けるような白い肌、170cm位のすらっとした女性が、顔を斜めにしながらユラユラ揺れていました。
びびった。
白いワンピースまで着てるんですもん、出来すぎです。
黒髪の女性は、当然心霊現象というわけではなく。
おそらくは、病院の患者さんだと思われます。
私の通う病院には、熱帯魚がユラユラ泳ぐ水槽が置かれているんですよね。
黒髪の女性
水槽
人 人 人 人
人 人 人 人
人 人 人 私
位置的には、こんな感じ。
つまりユラユラ揺れていた女性は、水槽の熱帯魚を眺めていただけ。
その先に座っていた私が、勝手にビクッっっと跳ねたと……
そういうことでした。
顔を斜めにしていたのは、熱帯魚を眺めていたから。
ユラユラ揺れていたのは、熱帯魚の気持ちになったのか、元々揺れる癖があったのか。
妙に雰囲気のある女性だったので、私のびっくり病が反応したんですね。
でも、病院帰りの夜道、電柱の薄明りの下。
腰まで届く長い黒髪、透けるような白い肌、170cm位のすらっとした女性が、顔を斜めにしながらユラユラ揺れていたら……
絶対、逃げ出す自信ありますよ、私。
以前、書かせていただいた有料note
『障害年金申請に社労士って必要!?メリットとデメリットを徹底解説』
が好評をいただいており、嬉しい限りです。
自分の体験が、誰かのお役に立てるのっていいですね!
これからも、良い記事が書けるように頑張ります!!
あとは、障害年金。
申請が通るように、ベストを尽くしたいです。
『実録!障害年金への道』シリーズも、更新中。
とけい爽最初の一歩、
『実録!障害年金への道①』~「明けない夜はない」って言うけど、それは朝を迎えた人間だけが言えること~は、こちらから。
この記事を書いている時、「いこう」の文字変換がなぜか「逝こう」になってしまい、毎回直していました。
では、また!!!!