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ネジ舞いあがれ

で、気になっていたのがIWAKURAなんですよね。同社躍進のきっかけとなった新規のネジ開発シーンで、「金型が必要」という話があって、ネジっててっきり、削って作るもんだと思っていたから、「へー違うんだあ」と。で、スワン号の部品を作る時は、かさやんが削って作って云々とか言っていて、あ、つまりはなんか、両方の技術が必要なものなんだなあと。

てなわけで、そもそもネジってどうやって作られるのかなあとググったら、こんなおもしろページが。

https://www.on-side.co.jp/unscrew_principle.html

そっかー。なんか、ペットボトルのフタってタテの線が入っていて、まあ回しやすくなっているけど、ああいう工夫もよく考えたらよく考えられてるなあと。それに、たとえば調味料のフタとかも成形品として複雑な形しているよなあと。ああいうのは作るのがやっぱりたいへんというか、技術がいるんだろうなと。プラモデルのメーカーの人とかはこういうことを一通り勉強して詳しいんだろうから成形品についてはいろいろと気づくことがあるんだろうけど、僕とか素人は使うだけ使って、それがどのように作られているか、イマイチむとんちゃくなとこ、あるよなあと。

舞いあがれは、どうやらパイロットのお話みたいだけれども、飛行機っていう工業製品に関するものづくりっていうところに、じっくり(朝ドラとしてはおそらくできるかぎり)スポットをあてているのも、けっこうな魅力だと思うんだよなあ。もちろん僕ら素人には技術の詳細はわからないんだけど、かさやんとか、金型屋さんとか、お父さんとかが、なんだか一生懸命なにか取り組んでるらしい熱意が伝わってきて、面白い。

やっぱり、技術の僕(しもべ)の人たちの姿って、ほんとに清廉といいますか。いやまあ、もちろん個人的な、人間的部分で昭和っぽかったりとか色々あるかもしれないけれども、こと、技術、そして仕事に向き合った時の、人の真摯な姿勢っていうのが、やっぱりこれまでやってきた取材だったり仕事を通して、いちばん感動する部分だったりするんすよなあ。

なんか、いろいろ生きるためのテクニックとか偏重の時代に見えるけれども、だったら、だからこそなおのこと、「真面目」ってのは差別化要因になると思いました。が、それはまた、真面目が言い訳になってしまう危険性もはらんでいて、変化に適応できない頑なさにも繋がりそうで。新しいことに真面目に取り組むってめっちゃリスクあるし体力も必要だしで、世の中難しいですのう。

写真は、saya.さんの作品を使わせていただきました。
ありがとうございます。

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